【イタリア2】サッカーと美食の国
サルデーニャ島で4週間。
福島の子供たちといろんな体験をした。
その中でもサッカーは、子供たちにも印象に残っているのではないか。
イタリアは言わずと知れたサッカー大会。
このサルデーニャ島にも「カリアリ・カルチョ」というセリエA所属のチームがあり、その練習を見学にいった。
個人的にもセリエAなんて初体験だったが、なんと言っても「音」が凄かった。
いわゆる当たりというのかな。
競合いでの迫力がもの凄くて、金網越しでも「ゴン、ゴン」響いてきた。
そんな国では、ちょっとした広場があれば、誰かがサッカーをしていて、言葉なんか通じなくてもすぐボール回しとか始まっちゃうのは子供たちの凄いところだ。
時には、ボールが見えなくなるくらいまでやることも。道の真ん中にフットサルゴールみたいのがあるのもイタリアならではか。
そういえば、当時の福島では外遊びを気にする人たちもいたくらいだったから、1日中外で駆け回るのも久しぶりだったかもしれない。
さらに地元の子供たちとサッカーの試合まで組んでもらった。
当たり前だがイタリア人が全員サッカーが上手いわけではない。惜敗したがなかなかいい勝負だったし、福島でチームに所属している子なんかはかなり目立っていた。
贅沢な経験だ。
一方、女子は、料理だ。
というわけではないが、みんなでビザ作りなんかも体験した。
なんて単純な構造なんだ! とあまりの簡素な工程に驚いたが、焼き上がりは毎回穴が空いてしまった。シンプルなほど奥が深い。やはり料理は食べるに限る。
朝はこんな感じで洒落たものがテーブルに並び、適当に選んで食べる。
どこで撮ったか忘れたが、美味しかったのは間違いない。
島だから魚介も豊富。
サルデーニャ島はカラスミが有名で、それだけでもうパスタ何本だって食べられた。
宿の庭で畑の栽培体験もしたが、大概遊びに夢中で水やりを忘れることしばしば。ほとんど収穫はできなかった。
特には、外食することもあったが、なんせ人数が多いので、大変。
宿では、イタリア在住の日本人シェフさんが毎日通ってきてくれて絶品料理を作ってくれた。毎日子供と海で泳いだり、外でドッチボールしたり、駆け回っていたので腹も減って、毎食3回くらいお代わりした。
そんな大人をよそに、子供の好き嫌いの多さは想像以上だった。
わざわざ気を利かせて、トンカツとか味噌汁とか和食を作ってくれるのだが、まーみんな残す残す。
給食とかどうしてんだと閉口したが、いざ子供を持つ身になると、輪をかけて好き嫌いが激しい子の親になってしまった。
そういう時代なんだろう。
全部、時代のせいだ。
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