【南アジア29】ポカラ最終日
案の定、朝起きると筋肉痛だ。ただ頭痛や倦怠感、吐き気などはない。相変わらずの緩い下痢だけだ。
凄まじい健脚ぶりだったHくんも、さすがに筋肉痛のよう。
昼間はゆっくり休んで、夕方またトレッキングショップのオヤジさんの店にいった。
明日カトマンドゥに行くので、最後にご飯を食べようと誘ってくれたのだ。
たかがフリースを買った——といっても持っていたウィンブレと数ドルと交換——だけの通りすがりの旅人なのに、2度も夕食を御馳走になり、格安でトレッキングにまで連れて行ってくれた。
なんて親切な人たちなのだろう。感激だ。
最後もススマとたっぷり遊んだ。恥ずかしがり屋のお姉ちゃんのビニータちゃんともだいぶ打ち解けた。今日はお兄さんもいる。
みんなで学校の宿題をしたが、子供部屋があるわけでもない。食事も寝床も勉強も全部同じ部屋。机もなく、超短い鉛筆と消しゴムを共有していた。
トレッキングショップをやりながら、学校の先生もやっているわけで、ネパールの一般市民としては貧しい部類ではないんだろうけど、それでもやっぱり日本とはかなりの差がある。
こんなにお世話になるなら、日本から文房具とか持ってくればよかった。という思いが、17年後の再訪につながったのかもしれない。
ポカラは本当にいい街だった。
明日首都カトマンドゥに向かう。
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