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【南アジア23】ゲロ吐きながら、ポカラへ

ポカラに向けて朝8時15分、出発。

Hくんと二人して、かなり体調を崩している。

カルカッタで部屋をシェアしたギーヨンくんを思い出す。やはりバラナシは鬼門だったのか。沐浴だろうか。一口齧ってしまった生野菜か。

ともかく、ポカラまでのクネクネした山道でリバースしてしまった。元々車酔いする質だが、バスでゲロなんて小学校以来だ。

Hくんも吐きこそしなかったが、相当辛そうだ。

ポカラのバス停に着くと、アホほど客引きがやってきた。国境では、ネパールの人は穏やかだなーと感じていたが、観光地ポカラではそうもいかないようだ。

全員がいっぺんに話しかてくる。訳がわからない。体調不良もあいまって、「うるせー!!」と日本語で叫んでしまった。

けれど、連れていってもらったホテルは、最強クラスだった。

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できたてなのか、新婚旅行でも来られるレベルの清潔さ。さらにホットシャワー付きのダブルルームでNRs150。100インドルピーくらいだから、二人で250円くらいとかなりいい価格だ。とりわけ体調不良にホットシャワーは嬉しい。

屋上に出るとレイクサイドというだけあって、湖が見えた。

周りは民家が多く、いたって静か。デリーのメインバザール、カルカッタのサダルストリートとはえらい違いだ。

食事は似たようなものだが、マサラ風味がない分、シンプルな味わい。ちょっと物足りない感じだ。ただ体調の悪い今はそれくらいがちょうどいい。

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