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大きな災害があったときの情報伝達

昨晩も大きな地震がありました。被害に遭う遭わないにかかわらず、すべての方がご無事であること、落ち着いた日々をいち早く取り戻せることを願っています。

私は、東海地方の生まれです。生まれた時から、毎月のように防災訓練、避難訓練、消火栓や消火器の使い方訓練、備蓄食料の管理…さまざまな防災現在に関する教育を受けてきました。いまでも覚えてますし、すぐ使えるように時折手順を思い出したりしています。東海地方の生まれであることをものすごく感謝しています。

最近強く思うことは、これだけテクノロジーが発達しているのに、いまだ災害時の情報共有について、ほとんど進歩がないことが不思議でたまらないです。

災害だけでなく、地域の防犯連絡や、小学校・中学校からの連絡、それぞれのコミュニティーで活用されている緊急時の情報共有基盤が、未だに昭和的な感じがすることに、いささか不安を感じます。

今回の地震について、みなさんは第一報を何で知りました?テレビですか?ラジオですか?緊急地震速報ですか?地域の行政無線(同報無線)やスピーカーですか?スマフォアプリですか?親切な隣人でしたか?私はスマフォアプリでした。

その情報に触れたあと、自分はどうしたらよいか、次に何をすべきか理解し行動することができましたか?大切な人の安否が気になりませんか?また大切な人に自分が無事であることを知らせることができましたか?

市町村や企業の人事総務担当の方は、すぐに住民や職員が無事であるか?あるいは助けが必要な人が何処に何人いるかを把握することができましたか?

テレビの速報を見ていたら、「ガス漏れしている。どうしたらいいか?」という問い合わせが町役場にかかってきているという報道がありました。そこは町役場ではなくて、ご自分が契約しているガス会社に連絡すべきという指摘は一旦忘れていただき…もれている地域は火気厳禁なわけで、その情報を周辺住民に迅速に伝える必要があります。また新たにその地域に流入してくる避難者が発生しないようにしないといけません。

これだけテクノロジーが発達しているのに、集会所に机を並べて大勢の人が手作業で集計作業をしているTV中継を見て疑問に思っています。(もちろんそのような活動を無駄だといっている訳ではありません。使える手段を使って、奮闘してくださっていることは素晴らしいことと思います。)

テクノロジーを活用して、もっと効率的にできないものか?と思う次第です。


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