読書録『SDGs投資 資産運用しながら社会貢献』(渋澤健さん)
コモンズ投資会長の渋澤健さんの新著『SDGs投資』を読んでみた。独立系投信会社で「コモンズ30ファンド」などで有名な同氏が、投資の本質や哲学、SDGsとESG投資、コモンズ投信、インパクト投資などを語っている内容だ。
印象に残ったのは、長期投資に必要なのは「未来を信じる力」とし、またミレニアル世代を社会変革の旗手と期待を寄せている点だ。同氏は日本社会のリズムを30年周期で捉えていて、コモンズ30の「30」も同氏が30年一世代と考え、長期投資を志向する意味で名付けたそうだ。その30年周期で、繁栄と破壊が交互に起きると考えいて、日本経済が停滞した1990-2020年を「破壊」とすれば、2020年からミレニアル世代が担う新たな「繁栄」の30年が始まる可能性があるとしている。
私はその繁栄のための投資的手法として、「インパクト投資」に可能性を感じている。インパクト投資とは、測定可能なポジティブな社会的インパクトと経済的なリターンの両立を目指す投資だ。同氏が腑に落ちるインパクト投資の定義は、「ポジティブな社会的インパクトを意図し、そのインパクトの持続可能性を支えるために経済的リターンを求める」投資と説明し、主従(目的と手段の関係性)を明らかにしている。
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そんな渋澤さんがインパクト投資について語ってくれるオンラインセミナー(無料)がある。
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No money No mission、どんな事業にもお金は必要になる。では、投資家の責任として、どこにお金をつけるか?社会的環境的に良いインパクトがあり、社会課題の解決と予防に事業を通じて貢献できる事業者につけるべきではないか。投資家と事業者で丁寧な対話を重ね、そしてインパクトの測定を通して投資と事業の社会への貢献度を明らかにする。それがインパクト投資だ。
上記で案内したオンラインセミナーでは、私もモデレーターを務める。かくいう私もミレニアル世代のど真ん中だ。渋澤さんの期待を勝手に引き受けたい。さらにつぎのZ世代と一緒に新しい感性でより良い社会を作っていきたい。
インパクト投資に関心がある方は是非参加ください。
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