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貧しくても幸せがそこにはあった

私は昭和37年、名古屋市北区で生まれました。
両親は、正式には結婚していなかったのですが
私の3歳上には、同じ両親から生まれた
兄がいました。

暮らしぶりは貧しく、時にミルクを買うお金も
工面出来ない事があったそうです。
しかし、母親には仲の良い姉がいて、しばしば援助してくれていました。

両親とも私や兄のことをとても可愛がってくれて、私は貧しいながらも愛情の中、
幸せに暮らしていました。
住んでいたのは国道からほど近い、町なかの古びたアパートでした。
当時はそんな暮らしが普通だったと思います。
だれもが貧しく、人はみな助け合って生きていました。

その頃の事は
もう写真でしか知る術はありませんが
高度成長期で日本中が活気に満ちていたのだと思います。

always 3丁目の夕日のリアルな時代が、写真のなかで輝いています。
ここから私の人生はスタートしました。

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