見出し画像

ジミン氏に思うこと(②反日について)

シリーズ二回目の投稿です。

彼らのファン歴は浅い私。

むしろ数年前までは、「反日のアイドル」でしょ、という認識でした。

そして日本人はともかく、お隣の国は日本へ何かしら負の感情を持っている、そう思っていました。だからそんな話や記事を知っても別段何かを感じることはなかったのです。

ファンになったきっかけはベタですが、ジミン氏の歌声。映像ではいつもプラプラと女子みたいにピアスをつけている中性的な男の子、そんな印象しかなかったです。ところがその歌声をじっくり聴いたのは「Dynamite」でした。

そもそも男性の野太く力強い声がずっと好きだった私が、なぜ彼のようなハイトーンの繊細な声に惹かれたのかは、謎ですが。歌声をきっかけとして、その可愛らしい所作や性格にすっかり惹かれていきました。

脱線しますが、歌を長年やっている私からすると、音楽全般、特に歌は、習ったこと、トレーニングを受けたことが発声の基礎、ベースになりますが、人々の心をつかむ魅力を醸し出すのは、最終的にセンスが有るか無いかだと思っています。その生まれ持ったセンスがジミン氏にはありますね。

さて本題。

BTSのファンとなった私は、SNS、YouTubeなどで彼らを見ていくうちに、AIがお勧めしてきた彼らの姿を意図せず、目にして行く日々となりました。

「BTS原爆Tシャツ」そんなワードを目にし、あーそういえばそんなことが話題になり、日本での番組出演を見送られた事件があったなぁ、と思い出しまいた。

事の詳細は当時表面的にしか知りませんでしたが、そのTシャツを着ていた人がジミン氏であった、それをのちに知った私はかなりショックでした。

というのも、彼のキャラクターはベビー餅、と言われるくらい天然の無邪気さ、可愛さで仕上がっている男の子なのです。そんな子が、政治的に反日をアピールするという思い切ったことを果たしてするのだろうか、そう思いました。

実際着用している画像も見ました。経緯としては、彼らの応援団体が彼らにTシャツをプレゼントしたらしく、スポンサー的な相手でもあることから、軽い気持ちで着用していたのではないか、という話でありました。その上で、大の大人が知らない、気づかない、はありえない。と批判している方もいます。もっともだと思います。

しかし私はファンでもあるので、実際はわかりませんが自分なりに考えてみました。

ジミン氏はちょうど私の長男と次男の間の年齢。小さい頃は、反日教育を受けていただろうし、それが隣国の日常ということなら、さほど気にかけないのも仕方なく、日本の若者同様、政治的な思想を深く持って生きているわけではないのかな、と。それより十代後半からの数年は、芸能界で成功し、世界へ羽ばたくことのみを夢に描いてがむしゃらにやってきた、それだけなのではないか。そんな風に勝手に想像します。

彼らは大変優秀なメンバーばかりですから、本音はそうだとしても、それをアウトプットすることはデメリットしかない、ことは十分わかっているはず。そう思いました。

また逆に本当に反日の意思を強く持ち、活動していたとしても、過去の歴史の真偽はともかく何かしら恨みのような感情があっても、それは国家間の仕方のない壁なのでは、と思うのです。

その上で少なくとも、プライベートで東京に遊びにきたりしている彼らは、それはそれ、これはこれ、東京は嫌いではないし、日本のファンも大切にしたい、そう思っていると信じています。

お客様は神様です。懐かしい有名歌手の決め台詞ですが、アーミーあってのバンタンである、ことを十分理解していると思っています。

物事の瞬間、断片を切り取るだけでは、本質的なことはわかりません。

KPopの子達が日本語を一生懸命話し、日本語の歌詞で歌うことも、売れるための手段と言われればそうですが、そこには計り知れない努力があります。

五十代となった私は、感情の揺れに翻弄されることなく、芸を磨く努力を必死にしてきた彼ら、彼女らの「頑張り」を応援していきたい、と思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?