最高の楽曲キター !!! (Ditto)
年末に滑り込んできましたよ !! 今年一の個人的ベストソング。
NewJeans(以下NJ)のDitto。
元々NJの曲は出るたび全て好きで、その世界観とKpopでありながら他のグループとは異なる音楽に魅了されていました。
どのジャンルと、明言しづらいのですが、クールであることは事実です。
振り返ると、HypeBoyは、そのキャッチーなサビでのダンスチャレンジがあちこちで観られました。
ミン・ヒジンさんのプロデュースですので、彼女のセンスの高さが全てなのだと思います。
今回のDitto。
文章に表せる気持ちは限りがありますが、少し記します。まず始まりのファルセット。その後すぐ軽快なリズムが刻まれます。ベースなどの低音を担う楽器、音はあまり無いように聴こえます。
基本、パーカッション、ドラム系の軽く早いビートと、少女たちの澄んだ歌声の二本柱で進んでいきますね。 薄い音作りがとても私は心地よいです。
メロディは、よく聴けば、そのままのテンポで十分バラードにもなります。アレンジを変えたらすぐに。
切ないバラードチックなメロディラインでありながら、バックでは、軽い細かなリズムが刻まれている。これが、惹かれてしまう1つです。儚さが表現されていると思いますよ。
そしていくつかの主要なメロディラインか、繰り返されていくだけの曲であります。
起承転結をあまり感じさせない作りが、かえって押し付けがましくなくて、都会的な雰囲気を醸し出しています。
(起承転結は、観客に対して、ほら、ここが盛り上がる部分だよ、というようなメッセージに見えてしまい、時代遅れなのかと思うほどです)
NJのメンバーらの歌声は、まだ子供の声色も半分は残っているような印象なので、どこか甘酸っぱい、母性もくすぐられる音となって発信されます。
冒頭のファルセットと書きましたが、基本は、たまにエッジボイスを混ぜたミックスボイスで彩られていきます。張り上げてアピールする部分もなく、少女たちの、話し声のトーンに近い歌声です。
韻を踏む部分も、英語圏を意識しているのかもしれません。耳に残りやすいことも、得ではありますよね。
今回のMVは正直、考察も難しいのですが、シンプルに青春時代を懐かしめる映像でした。彼女たちの才能はもちろん高いと思いますが、それを引き出すミン・ヒジンさんが素晴らしいと思います。女性プロデューサーならではの作品作りがとても素敵です。
何度聴いても、疲れませんし、癖になります。まだ聴けていない方は、是非!!