闘争本能をどのようにコントロールし、平和的暮らしを実現するか?

男性エネルギーの優位の人にとって、戦うことは本能です。戦うことを禁止しても、無駄でしょう。

男性エネルギーの優位の人は、他人と戦いたい、戦って勝ちたいという本能があるのです。

一方、敗北を受け入れた人たちも存在します。男性エネルギーの優位の人で、過去に他人と戦って敗れ、他人に支配されることを受け入れた人たちです。このような人たちは、上の人に対して挑戦することはありません。大人しく命令されるがままに服従します。

ここでは、男性エネルギーの優位の人のうち、過去に他人との戦いに敗れ、他人に支配されることを受け入れた人たちのことを、確定的敗北者と呼ぶことにします。

世界平和を実現するためには、1人の支配者を除いて、全世界の全ての男性エネルギー優位の人が、確定的敗北者になれば良いはずです。1人の支配者が、全世界の全ての男性エネルギー優位の人の頂点に立ち、全世界の全ての男性エネルギー優位の人を支配するのです。

もちろん、組織の中には上下関係が存在しますから、確定的敗北者の人も、上の人には謙虚に、下の人には横柄に振る舞うといったこともあるかもしれません。しかし、基本的に、確定的敗北者は、上からの命令に従います。下の者に命令するときも、上からの命令を下に伝えるだけのことです。そして、組織の一番上、頂点が唯一の支配者です。唯一の支配者には、誰も挑戦しません。また、確定的敗北者は、組織の上の人に挑戦しません。既に敗北を認め、支配者に隷属することを受け入れているからです。

この組織は、明確に序列をつける必要があります。誰が誰の上なのか、誰が誰の下なのか、明確にするのです。ちょうど、軍隊の階級のようなものです。それよりもさらに詳細に、明確に、誰が誰の次なのか、はっきり分かるようにします。そして、確定的敗北者は、その序列を守って生活するのです。この序列が社会の秩序の基礎となり、治安が保たれます。

例えば、この世に男性エネルギー優位の人が、30億人いたとすると、第1位から第30億位まで序列をつけるのです。そして、第1位の人が支配者となり、第2位以下は支配者の命令に従います。序列が上位の者は、下位の者に命令することができることとします。

では、その序列は、どのように付けたら良いのでしょうか?この問題は重要です。誰を支配者にするかを決める決定的要素であり、支配者の思考いかんで隷属者の運命も決まるからです。

かつて、人類史の中では、独裁政治が行われてきました。支配者による恐怖政治が行われ、隷属者の自由は大きく制限されてきました。

世界平和が実現した世界では、過去の独裁政治のような恐怖政治が行われていては、たまったものではありません。人々が、自由に、権利を主張できる世界が望まれます。

支配者を決めるための序列付け方法は、理想の未来を叶えるのに役立つ方法を採用するのが良いと思います。

支配者になるべき人は、世界で一番、人の自由を尊重し、人の基本的人権を尊重し、自分と他人の幸福の実現を真剣に考える人です。こういう人が支配者になれば、人の自由が保障され、人の基本的人権が守られ、人が幸福に暮らすことができます。世界は、このような人を支配者に据えるべきなのです。

よって、序列の決定方法は、次のようになります。

①人の自由を尊重しているか?
②人の基本的人権を尊重しているか?
③自分と他人の幸福の実現を真剣に考えているか?

男性エネルギーの優位の人は、この基準にしたがって優劣を競います。そして、一番人の自由を尊重し、人の基本的人権を尊重し、自分と他人の幸福の実現を真剣に考える人が、支配者になります。

自由とは、自分自身の支配権を自分自身が握ることを意味します。自分の支配権を他人に握られていると、人は不自由に感じるものです。支配者が、人の自由を尊重すると、全ての男性エネルギー優位の人は、自分の支配権を自分自身が握るようになります。他人からの命令に左右されることなく、自分自身の心の命ずるままに生きることができるようになるのです。

あなたは、男性エネルギー優位の人でしょうか?もしそうだとしたら、あなたは、他人に支配されている人ですか?もし、あなたが、他人に支配されている人なら、自分自身の支配権を自分自身が握るようにした方が良いと思います。それが自由に生きるということだからです。

男性エネルギー優位の人なら、誰でも闘争本能があります。その闘争本能を、何に活用するかが大切です。闘争本能を、人の自由を尊重し、人の基本的人権を尊重し、自分と他人の幸福の実現を真剣に考えるという競争にぶつければ、世の中が平和に、素晴らしくなります。

男性エネルギー優位の人は、自分の闘争本能を、素晴らしい世界の建設のために使うべきなのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?