私は、尖閣諸島は中国の領土だと思います

尖閣諸島は、北海道、本州、四国、九州の4島に含まれません。それに、中国は、サンフランシスコ講和条約に締約していません。ゆえに、中国にとっては、日本の領土は、ポツダム宣言によって規定された、北海道、本州、四国、九州の4島だけだと思われます。

それゆえ、中国は、尖閣諸島の領有権を主張しているわけです。ここで、中国の中では、尖閣諸島は中国の領土ということになっています。

今、中国が尖閣諸島に上陸して、実効支配を開始したとすると、日本には、これを防ぐ手段はありません。日本は、自衛隊を用いて尖閣諸島を防衛することはできないのです。なぜなら、日本が自衛隊を用いて尖閣諸島を防衛することは、中国にとっては、日本から侵略された形になるため、中国は、国連敵国条項を適用して、安保理の決議を経ずに、日本に対して任意の武力行使を行ってくるでしょう。そうなれば、日本は滅亡です。

ですから、日本は、尖閣諸島の領有権を主張しても、空しいだけです。尖閣諸島は、中国の領土なのです。

北方領土や尖閣諸島だけではありません。日本の領土は、ポツダム宣言の規定により、北海道、本州、四国、九州の4島だけだと、第2次世界大戦の終結時に国際的な合意がなされました。そして、2021年7月18日現在の日本の領土は、サンフランシスコ講和条約の規定によって決定されています。しかし、サンフランシスコ講和条約は、西側諸国の片面講和でしかなかったため、連合国の東側諸国は、今もまだ、日本の領土は、ポツダム宣言の規定によって決定された、北海道、本州、四国、九州だけだと思っているとしてもおかしくありません。

つまり、北海道、本州、四国、九州を除く島については、サンフランシスコ講和条約に締約していない外国が領有権を主張した場合には、日本は、その国の領有権を認め、領土を無条件に手放さなくてはならないことになるのです。もしも、日本が自衛隊を用いて、その島を防衛したら、領有権を主張した国に対する侵略と解釈され、国連敵国条項が適用され、日本は、国連加盟国から、安保理決議を経ずに行われる任意の武力行使を受けることになり、日本は滅亡するのです。

私が本州に住んでいるのも、こうした事情を知っているからです。私は、決して日本の離島に行きたいとは思いません。日本の離島は、いつ外国になってしまうか分からないからです。そして、外国になってしまったら、いつ戦争に巻き込まれて死んでしまうか分からないからです。自衛戦争を含めて戦争をしない国は、日本だけだからです。

とまあ、このような事情があるため、尖閣諸島は中国の領土なのです。決して自衛隊を用いて尖閣諸島を防衛してはいけません。それは、日本の滅亡を招くことだからです。そして、日本は、決して滅亡してはならない国なのです。なぜなら、日本は、自衛戦争を含めて戦争をしない唯一の国だからです。日本は、人類の宝です。

そういうわけで、あなたも、日本の領土は、ポツダム宣言の規定によって決定された、北海道、本州、四国、九州だけだと理解しておいた方が良いかもしれません。その他の島は、サンフランシスコ講和条約の締約国ではない外国の領土になるものと理解しておいた方が良いかもしれません。

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