20世紀少年の3部作を観た感想。

1、科学技術は、人を幸せにするために用いることが大切だと思いました。


科学技術を、敵を打ち破るために用いることは悲劇を生みます。


確かに、敵を倒すために、より効率良く、より強い物を生み出すために、科学技術が進歩してきた歴史はあります。


しかし、より効率良く敵を倒すための道具を作り出してきた結果、より大きな悲劇が起こってきたのもまた事実です。


せっかくこの世界に登場してきた科学技術が、人を悲しませ憎しみを生み出すだけだったら、科学技術は悲しむでしょう。


そうではなくて、人を喜ばせ、人を楽しませ、人を幸せにするために科学技術を用いることが大切だと私、竹本倫紀(たけもとみちのり)は思います。


2、世の中の人々を、敵か味方かに分けて考えるのではなく、全ての人が全ての人を味方同士、仲間同士であると考えることが、殺し合いの無い世界の実現のためには必要だと思いました。


味方は守り、敵は排除するのが、普通です。


敵対関係にある当事者同士は、お互いに相手を排除しようとします。これが殺し合いです。


殺し合いに発展しないまでも、敵がいると、敵が自分に危害を加えてきたり、敵が自分に損害を与えてきたり、敵が自分の利益の達成の阻害になったりするので、自分も相手に対して敵対行動を取る必要が生じてしまいます。そして、この敵対行動は、敵が消滅するまで継続する必要があります。その結果、争いが絶えない状態になってしまいます。


敵がいるとき、敵に優ろうとして、より効率良くより強い道具を生み出す競争が生じます。具体的には、軍拡競争が挙げられます。


しかし、軍拡競争を究極状態まで押し進めると、お互いに一撃で一瞬でお互いを全滅させる、超兵器の開発に至るはずです。そんなことになれば全宇宙の全人類の絶滅は必至であるため、敵がいるとき、敵に優ろうとして、より効率良くより強い道具を生み出す競争をすることは正解ではないことが分かるのです。


では、敵がいるときの、対処の正解は何でしょうか?正解は、敵を味方に変えることなのです。より正確に表現すると、自分が敵の味方になることにより、敵を味方に変えるのです。


敵を味方に変えようとしても、相手は他人なので、他人をコントロールすることは困難なことから、敵を変えることによって敵を味方に変えることは困難だと分かります。


しかし、自分が変わることによって、自分が敵の味方になることは、自分の意思でコントロールできることですので、やるなら自分が変わることによって敵を味方に変えることが現実的です。


言い方を換えると、自分が相手の味方になるように心がけると良い、ということです。


ここで、問題があります。自分が変わることによって相手の味方になる選択肢を選んだ場合、何らかの損害を覚悟したり、利益を得ることができなくなる現実を受け入れざるを得なくなる可能性があるという問題です。誰にでもこれだけは譲れないという一線があるものです。その結果、敵対関係にある当事者同士が、妥協せず、お互いを攻撃し合うという現実が生まれているのだと思います。


ここで、損害を被るかもしれないとか、利益を得られなくなるかもしれないとかいう懸念を一蹴する考え方をお伝えしたいと思います。それは、どんな損害であれ、全宇宙の全人類が全滅するよりは良い、という考え方です。何であれ、全宇宙の全人類が全滅するよりは安いものなのです。


先ほども述べた通り、敵対関係が継続して軍拡競争が進めば、究極的には、全宇宙の全人類が全滅する未来が待っているのです。その、究極状態の、全宇宙の全人類が全滅することを回避するための行動が、敵を無くし、全宇宙の全人類が味方同士、仲間同士になることなのです。


このことが理解できていれば、自分が変わることによって相手の味方になる選択肢を選ぶことは合理的だと言えるでしょう。


3、生きている全ての人が、生きていて嬉しいなと心から思える世の中であることが、全人類存続のために必要だと思いました。


科学技術の発達によって、いち個人が世界に与える影響が、徐々に大きくなりつつあります。


例えば、インターネットとSNSの発達によって、いち個人が世界に情報発信できるようになって、情報発信する人の影響力は確実に以前に比べて大きくなっています。


これと同じことが、他の分野でも起きてくるでしょう。


究極的には、全ての人が、全宇宙の全人類を全滅させうる力を持つようになると思います。


その究極状態で、全宇宙の全人類が存続するためには、誰も誰に対しても敵意を持たない状態にするしかないと思います。


そのためには、全宇宙の全人類が、生きていて嬉しいなと心から思える世の中であることが必要だと思います。こんな素晴らしい世界を構成している人々を全滅させるなんてとんでもない、と、みんなが考えていることが必要なのです。


だから、全宇宙の全人類が、生きやすく、個性を認められて、必要とされて、生き甲斐を持って、平和に楽しく幸せに生活する世界であることが必要です。


みんなで仲間同士、協力し合って、1人も残らず幸せに生活する世界を建設していきましょう!


4、竹本倫紀(たけもとみちのり)の世界では、科学技術は必ず人の幸せのために用いられています。竹本倫紀の世界では、全ての人が全ての人を味方同士、仲間同士であると考えています。竹本倫紀の世界では、全宇宙の全人類は、竹本倫紀の味方であり仲間です。竹本倫紀の世界では、生きている全ての人が、生きていて嬉しいなと心から思っています。


5、4は、竹本倫紀が、20世紀少年の3部作を観て獲得した思想です。竹本倫紀は日本の国民なので、思想の自由が認められています。それゆえ、竹本倫紀の世界では、4は、真実です。

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