支配戦略の人は、他人と戦う代わりに、他人にしてほしいことを提案し、依頼しましょう

全世界の全ての人が、自分と他人の自由を認めれば、支配戦略の人が他人を支配しようとしなくなるため、支配戦略の人が戦いを起こさなくなるので、世界平和が実現します。

では、自分と他人の自由を認めたとき、支配戦略の人は、戦いを起こす代わりに、何をすれば良いのでしょうか?

それは、支配戦略の人が他人を支配しているときのことを考えれば分かります。支配戦略の人が他人を支配しているとき、他人に命令したり、指図したり、指示したりして、自分が他人にさせたいことを強制的にさせていました。つまり、他人を支配する目的は、何か他人にやらせたいことがあり、それを強制的にやらせることなのです。その多くは仕事でした。大昔は、戦いに勝った支配者が、戦いに負けた隷属者を奴隷として使役し、仕事を強制的にさせていたのです。

そこで、自分と他人の自由を認めた支配戦略の人は、他人にしてほしいことを、他人に提案して、依頼すれば良いことになります。もちろん、他人には自由意思がありますから、提案や依頼を拒絶される場合もあるでしょう。そういうときは、どういう依頼内容なら他人が受け入れてくれるか、様々に提案してみるしかありません。そして、依頼内容に対する他人の同意を取りつけることが必要です。そのためには、交渉がうまくなければなりません。また、他人にどんな報酬を与えるかについても話し合う必要があります。

他人には自由意思がありますから、無理やり何かをさせることはできません。強制はできないのです。この点は、隷属者に対する接し方と決定的に異なる点です。他人の自由意思を尊重し、他人が喜んで行ってくれるような内容を依頼することが大切です。その人が何ができるのかを事前に良く調べ、無理のない依頼をするように心がける必要があります。

「これだけの報酬を支払うから、これをしてほしいです。承諾してくれますか?」

このような交渉を行うことが、戦いの代わりなのです。

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