自分の利益のために、利用価値のある他人を利用し、利用価値のない他人は排除する
資本主義経済社会では、個人は、自分の利益を追求します。
他人は、自分の利益の追求のための手段として、利用すべき存在です。
利用価値のある他人は利用し尽くし、利用価値のない他人は排除します。
他人も同様に考えているでしょう。
自分は、他人にとっては、その人の利益のために利用すべき手段なのです。
他人にとって、自分が、利用価値のある存在ならば、その人は自分を利用しますし、利用価値のない存在ならば、その人は自分を排除します。
このような事情があるため、人間関係が成立するためには、自分にとって他人が利用価値があり、同時に、その人にとって自分が利用価値があることが必要です。お互いに利益を与え合う場合に限り、人間関係は成立するのです。
そして、自分のことを、利用価値があると認識していない人からは排除されます。人は、利益を生むか損害を生むかのどちらかであり、利益を生む人を利用し、損害を生む人は排除するのが当然です。
利用価値のある人は利用し、利用価値のない人は排除する。これが資本主義経済社会のルールです。
では、人は、資本主義経済社会の中で、どうすれば生き残れるでしょうか?
ここから先は
1,207字
¥ 198
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?