自分の利益のために、利用価値のある他人を利用し、利用価値のない他人は排除する

資本主義経済社会では、個人は、自分の利益を追求します。

他人は、自分の利益の追求のための手段として、利用すべき存在です。

利用価値のある他人は利用し尽くし、利用価値のない他人は排除します。

他人も同様に考えているでしょう。

自分は、他人にとっては、その人の利益のために利用すべき手段なのです。

他人にとって、自分が、利用価値のある存在ならば、その人は自分を利用しますし、利用価値のない存在ならば、その人は自分を排除します。

このような事情があるため、人間関係が成立するためには、自分にとって他人が利用価値があり、同時に、その人にとって自分が利用価値があることが必要です。お互いに利益を与え合う場合に限り、人間関係は成立するのです。

そして、自分のことを、利用価値があると認識していない人からは排除されます。人は、利益を生むか損害を生むかのどちらかであり、利益を生む人を利用し、損害を生む人は排除するのが当然です。

利用価値のある人は利用し、利用価値のない人は排除する。これが資本主義経済社会のルールです。

では、人は、資本主義経済社会の中で、どうすれば生き残れるでしょうか?

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