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『天保十二年のシェイクスピア』~熱に欠ける仕上がり
『 #天保十二年のシェイクスピア 』
#井上ひさし 作の、シェイクスピア全37作が模される壮大な舞台。約3時間半、独特の言葉遊びや、to be or not to be の訳の歴史を辿る場面など、知気が溢れて楽しいし、これが1974年初演というのだから驚く。
楽曲はポップ、群舞も装置も衣装も実に豪華壮麗。
しかし、なんだか生の熱に欠ける。これをマチソワで演るなど相当な消耗に違いない。疲労なのか、彼我の咀嚼不足なのか、ややシニアめの客層故か、事後の高揚感が物足りない。小劇場とは質の違う劇だが、
『 #泣くロミオと怒るジュリエット 』とどちら、なら迷わず前者。
ただ、B席4,500円なら間違いなくお得なので、迷うなら当日券チャレンジかネットで「B席」探すのがおすすめ。私はネットで 半額のS席拾ったのですが、オペラグラスなら2階は値段ほど差がないのでは?と。S席とB席って三倍違うし。29日まで。