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michinaru株式会社 マガジン

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michinaru株式会社の公式note及び、メンバーの発信をまとめています。
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#新規事業

新規事業部門に配属された新メンバーを早期戦力化するには?〜新規事業人材が育ちにくい理由と育成のポイント〜

こんにちは、michinaruの東(あずま)です。 新年度となる4月。新規事業の創出や支援を担う部門でも、新たな体制・チームでスタートをきったという企業も多いのではないでしょうか。そうした中で、最近、新規事業 責任者やリーダーの方から伺う悩みのひとつが「新メンバーの育成(早期戦力化)」についてです。 上場企業の多くが新規事業体制を整備する一方で、新規事業人材の確保や事業開発の知識・ノウハウの不足などを課題視しています。 また、新規事業に挑戦する現場(メンバー)からは、

新規事業担当者向け
「経営者という最大の味方をつくる対話とは?」(後編)

前編では、新規事業担当者が経営陣と敵対関係になってしまう原因を追求してきました。 後編となる本編では、経営陣との協力関係を築くために必要な「対話づくり」の具体的な設計ポイントについてお話をしていきます。 対立関係の解消に向けた対話に欠かせない3つのトピックス新規事業担当者が経営陣と協力関係を築き、「自由にやっていいぞ」と言ってもらえるまでに信頼を得るには、まずは以下の3つのトピックについて対話をする事から始めてみてください。 1.新規事業開発のプロセスについて まず、

新規事業担当者向け
「経営者という最大の味方をつくる対話とは?」(前編)

成熟企業の中で、新規事業担当者が事業を生み出すには経営陣の理解と協力が欠かせません。 しかし、新規事業推進室や事務局の方からは「経営陣が新規事業に対して積極的に投資をしようとする姿勢が見えない」「新規事業創出と全社号令はかかるものの実務の場面においては協力的でないように感じる」といったお声をいただくことも少なくありません。 では、なぜこうした 新規事業担当者 VS 経営層とも見える対立構造が生まれてしまうのでしょうか。また、どんな取り組みによって協力的な関係を築けるのでし

新規事業のアイディエーションフェーズにおける「審査基準(ジャッジメント)」と「フォロー」のポイントとは

昨今、多くの大手企業で導入され、取り組まれている「新規事業提案制度」。制度を運営する中で多くの新規事業推進室や事務局の頭を悩ませるのが、初期フェーズにおける事業アイデアの「ジャッジメント(審査基準)」と「落選者へのフォロー」です。 本日は、新規事業担当者の悩みのタネのひとつである事業提案制度の「ジャッジメント(審査基準)」と「落選者へのフォロー」について、数多くの成熟企業の事業創造に伴走してきたmichinaruの菊池が Q & A方式で回答します。 Q1. アイディエー

事業創造のヒント#ジギョツイについて!

お気づきの方もいると思いますが、michinaruは2022年、1月から#ジギョツイを始めております!! #ジギョツイとは「事業創造に関するヒントを毎日、呟こう」というアクションです! ジョージとカナブンのTwitterを中心に行っています。  小さなムーブメントになれば嬉しいなと思っておりますので、皆様もぜひ#ジギョツイで呟いてみてください。 毎日つぶやくのは大変ですが、続けることで事業創造への知見が蓄積されて、辞書のようなものが出来るのではないかと思っております。

「進化思考」から学ぶ〜創造性のある人の思考法〜概念編

michinaru株式会社で学生インターンをしている若林です。
 「変化を起こす挑戦者を創る」というミッションの元、新しい事業を生み出す人や組織づくりについて日々勉強をしています。
 今週は『進化思考〜生き残るコンセプトをつくる「変異と適応」〜』太刀川英輔著を読みました。500ページ以上もある本ですが、最後までずっと刺激的な本でした。 著者である太刀川氏は「生物の進化」と「創造」は非常によく似た自然現象であるという仮説から、ー「進化思考」ーという思考法を生み出しました。

ファンを大切にする組織で共有したい「共感」「愛着」「信頼」を強める方法

michinaru株式会社で学生インターンをしている若林です。
 「変化を起こす挑戦者を創る」というミッションの元、新しい事業を生み出す人や組織づくりについて日々勉強をしています。
 今週は佐藤尚之さんの「ファンベース」という本を読みました。 日本で起きている、人口減少や高齢化といった現象は企業にとって新規顧客獲得を困難にしています。お客さんとなり得る人口の母数がそもそも減っているのと同時に、高齢者は自身の健康への不安や老後の出費に備え、お金を貯めこむようになるからです

〜「両利きの経営」から学ぶ〜既存事業とのカニバリゼーションを乗り越え新規事業を成功させるために重要な2つのポイント

michinaru株式会社で学生インターンをしている若林です。 「変化を起こす挑戦者を創る」というミッションの元、新しい事業を生み出す人や組織づくりについて日々勉強をしています。 今週も『両利きの経営』という本を紹介していきます。 一つ前の記事では「技術力や資産のある企業でも新規事業を生み出せない本当の理由」というテーマで、過去の成功によってイノベーションが妨げられてしまうサクセストラップについて深掘りました。 上の記事では、既存事業で利益を上げるための組織文化が新規事

渋沢栄一 著作「論語と算盤」に学ぶ、人生を豊かにする新規事業を生み出すために大切な3つの考え方

michinaru株式会社で学生インターンをしている若林です。 「変化を起こす挑戦者を創る」というミッションの元、新しい事業を生み出す人や組織づくりについて日々勉強をしています。 今週は、『現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一 著 守屋 淳=訳』読みました。 著者の渋沢栄一は、放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公であったり、2024年からは新・一万円札の図柄に起用されるなど、今とても注目が集まっています。 新聞や電車の広告、ネット記事などで目にしている人も多いので

マーケティング5.0を読む前に現在の視点からマーケティング4.0を振り返る

michinaru株式会社の若林です。ファーストペンギンを紹介してきた記事をいつも読んでいただきありがとうございます。今週からは少し角度を変えて、読者の皆さんの背中を押す知見をお伝えできる記事を書けたらと思っています。 ご存知の方も多いかと思いますが「近代マーケティングの父」と称されるフィリップ・コトラー氏の『マーケティング5.0』が今年の2月3日に出版されました。 コトラー氏はマーケティングの概念をアップデートさせることで「マーケティング x.0」シリーズを書いています

vol.12 「世界の知見をつなぎ」イノベーションを誘発するファーストペンギン 〜ビザスク端羽英子氏さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。
第12号の記事では株式会社ビザスクを立ち上げ、「世界中の知見をつなぎ」イノベーションを誘発し続けているの端羽英子さんのはじめの一歩を紹介します。 学生結婚をきっかけに将来のビジョンが変化する熊本県出身で父親が地方銀行勤務、母親は専業主婦だったという端羽英子氏は3姉妹の末っ子で一番上の姉とは10歳違いだと

vol.11 熱海を再び盛り上げたファーストペンギン 〜machimori市来広一郎さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。
第11号の記事では株式会社machimoriを立ち上げ、熱海の街を盛り上げ続けている市来広一郎さんのはじめの一歩を紹介します。 「故郷を失った感覚」を覚えた原体験市来氏は熱海に生まれ、高校まで熱海で生活をしていた。その後、物理の勉強をするため都内の大学へ進学をしていた。 そんな中、彼が20歳の時に両親が

vol.10 農業の価値を高め続けるファーストペンギン 〜サラダボウル:田中進さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。
第10号の記事では株式会社サラダボウルを立ち上げ、農業の価値を高め続けている田中進さんのはじめの一歩を紹介します。 農家の息子であることが恥ずかしくて、金融の道に進む 山梨県で生まれた田中氏の実家は専業農家であり「絶対に農家になるな。」というのが両親の口癖だった。「農業は儲からない」という愚痴が深刻に農

vol.8 「世の中を面白くする」スペースシェアサービスを生み出したファーストペンギン〜スペースマーケット:重松大輔さんのはじめの一歩〜

ミチナル新規事業研究所、特派員の若林です。
組織に潜む「ファーストペンギン」が一人でも多く動き出して欲しい!という想いで知恵と勇気を与える記事を定期的にお届けしていきます。 第8号の記事では当時日本ではあまり行われていなかったスペースシェアリングサービス「スペースマーケット」を立ち上げた、重松大輔さんの始めの一歩を紹介します。 社外に刺激を求めていたサラリーマン時代の出会い STRATUP DB インタビュー記事より 新卒からの5年間、大手通信会社に勤めていた重松氏は社