新幹線に忘れ物をしたときに最小限のやり取りで済ませる方法
自分にそんなことが起こることなんてないだろうと思っていたが、先日、それが起こった。新幹線の車内に手荷物を置き去りにして帰宅してしまった。
初めてのことでちょっと焦っていたが、割と少ないやり取りで回収するところまでできたので備忘録として残しておく。
ひとつ断っておきたいのは、忘れた荷物がそこまで重要ではないものとする。例えば、旅行の帰りに買ったお土産など、最悪盗まれてしまっていても被害につながらないようなものを想定する。
忘れたものが個人や会社貸与のスマホやパソコン、財布などの場合、鉄道会社の他にクレカや会社の情シスなど、連絡すべきところはたくさんあるので、そういうパターンは想定しない。
忘れ物に気づいたら
忘れ物に気づいたら、降りた駅や終点の駅に問い合わせの電話をしたくなるが、それは悪手。
まずは各鉄道会社が用意している Web の忘れ物お問い合わせページから問い合わせる。
東海道新幹線の場合、管轄は JR 東日本なので下記ページがそれにあたる。
問い合わせフォームに入力する際、忘れた物の特徴や中身の他に、乗っていた車両情報 (出発日時、号車、座席番号) も必要になるので、手元にそれらがわかるものを準備しておくと良い。問い合わせフォームの入力にも時間制限があるため。
折返しの電話を待つ
Web から問い合わせをすると、翌日には折返しの電話が来るのでそれを待つ。
仮に出られなくても留守電は残してくれるが、可能な限り出られる状態にしておいたほうがよい。
電話の内容は、 Web で問い合わせた内容の再確認となるので、フォーム入力時と同様に各情報はすぐ確認できるようにしておくとよい。
荷物が自分のものである (ありそうである) ことが確認できれば、保管されている駅まで取りに行くか着払いで郵送してもらうかを選択する。郵送して貰う場合はその電話の中で情報を伝えることになるはず。(はず、というのは、今回は現地まで取りに行ったので実際はどうなるのかわからないため)
現地まで取りに行く場合、窓口で職員に伝える合言葉のようなものを共有される。例えば、「白い付箋が貼ってあります」のようなもの。忘れないようにメモしておく。
忘れ物が保管されている駅へ行く
忘れ物が保管されている駅の忘れ物承り所 (名称は駅によって違うかもしれない) へ行く。今回は保管されているのが東京駅だったので、新幹線の八重津北口改札を出てすぐ右側にある忘れ物承り所へ行った。
そこでは、 Web から問い合わせた場合でも紙に問い合わせ内容を書く必要がある。Web で入力した内容を事細かく書くのは面倒なので、最低限、車両情報だけは埋める。そして、 Web で問い合わせた際の 問い合わせ番号 を記載しておくと良い。これを記入する欄は用意されてないが、わかるように記述しておくと話がスムーズに進む。
また、電話で伝えられた合言葉のようなものも記載しておくとよい。これらがあればその場での職員とのやり取りはほぼなくなる。
あとは、奥から荷物を取ってきてくれるのであとは中身を確認して身分証明書を提出すれば無事に忘れ物を回収することができる。
おわりに
忘れ物が保管されている場所は、各駅の忘れ物承り所の他にも途中駅の事務所やホーム上の事務所、もしくは改札内の窓口など多岐に渡るようだ。なので、焦って窓口に聞きに行ってもたらい回しにされる可能性がある。もちろん、職員の方たちに悪気はないのでそこで八つ当たりするのは良くない。
自分も職員の方もなるべく少ない手数で解決まで出来ると嬉しいので、焦ったときこそ落ち着いて行動するのがよい。
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