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#44 文字起こしして得た経験

僕自身が僕の記事を書く、という点ではとてもお久しぶりです。ここ最近、僕は自分の記事を若干ネグレクトして道草談義の文字起こしの記事を上げています。さすがに自分の記事も書かなきゃな、ということで今回は文字起こしをしている中で得られた経験を書いてみようと思い立ったわけです。

まず思ったのは、時間がかかるということ。当たり前っちゃ当たり前なのですが、話し言葉なので会話がどんどん進んでいきます。それを文字に起こしていくので、1つの記事あたりおおよそ1,000字を目途にしているのですが、1時間は少なくともかかってしまいますね。何かツールやノウハウがあるのだと思っているのですが、それでも「首相演説 全文」みたいな記事を作る方々の苦労が身に染みて分かったような気がします。

続いて経験したことは、全体の構成を考えつつ、切り抜く場面を考えること。道草談義は平気で3時間とかやってしまう時もあるので、その中から重要そうな場面を選んで、どこから文字起こしを始めれば読んでくださる方にも分かりやすく伝わるか、ということを意識しながら作業するようにしています。

特に後者。切り抜く場面を考えることには結構な労力を割いています。案外難しい作業に感じます。とっても申し訳ないですが、やっぱり気力がある時じゃないと文字起こしはできないですね…。話し言葉なので、適宜要素を足し引きしながら、最終的に「読める文章」を目指して作業していくので、その点も気を付ける所だったりします。

ただ、何にせよ「文字起こし」というのは僕は少し避けてきた分野なので、新しい経験はいっぱいさせてもらっています。特に、会話を何回も聴きなおして、反芻して反芻して文字起こしをしているので、今まで以上に会話の内容や文脈をしっかりと認識するようになったような気がしています。それは文字起こしの一つの大きな魅力に感じています。
それと同時に、多少の怖さも感じています。というのも、話し言葉で、基本は髙松さんと宮沢の2人での会話なので、その場の雰囲気で出てくる言葉なんかも多くあります。中には「誤解を恐れずに言うと」とか「悪く言うと」のようなその場で出てきた表現が間々含まれているので、その部分を、なるべく齟齬なく、極力読む方が不快な思いをしないように…。ということを取り留めもなく延々と考え続けている日々です。
まあでも、これも経験のうちだよな、って思いながらパソコンと睨めっこのひと時は、もう少し続きそうです。

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