「なんで僕のスマホに電話してこないのかな?」
TOC for Education 駅伝 Advent Calendar 2020 の1日目の記事です。
※TOC for Educationって何?については、アドベントカレンダーの方を見てくださいね。
わたしは練習がてらに些細なできごとについてロジック・ブランチを書き始めたら、意外と時間がかかってしまったということをよくやります。^^;
練習なのでいいのですが、要領が悪いなあと思いつつ楽しんで書いています。
今回もそんな例のご紹介です。
会社であったできごと
先日、Aさんがスマホをどこかに置き忘れたそうで、そのことを知ったほかの人が電話をかけてみた、ということがありました。
それを因果関係で図示してみました。
ですが、あれっ?どうも近くにはなさそう、となりました。
そのすぐ後で、以下のように緑の付箋紙のことがあり、スマホのありかが判明しました。黄色の付箋紙は、緑の付箋紙のできごとから、Bさんと話して2人で想像したことです。
(そして電話をかけたときは、総務部の人は電話を取れなかったのかな?という感じ)
よかった、めでたしめでたし。
ちょっとした疑問
しかしBさんが、↑の緑の付箋紙の部分に疑問を呈しました。
「なんで僕のスマホにかけてこないのかな?なんでわざわざ内線電話にかけてきたんだろう?」
なるほど。
ちょっとだけ、考えて、わたしが想像した「なぜならば」をBさんに応えました。
以下の緑色の内容です。
要は、「総務部の人は、Aさんのスマホを触れなくて、Bさんの番号も確認できないし直接リダイアルもできないのではないですか?」ということです。
これをBさんに伝えたところ、しばらく「ん?えっ?」と呑み込めていない様子でした。
それで何度か同じことを説明したところ、最終的には「ああーそっか、そだね、そゆことね!」と言ってもらえました。
なぜこのできごとをわざわざロジック・ブランチに書こうと思ったのか
と、思い出すと、
この最後の緑色の部分、「他の人はAさんのスマホではBさんのスマホには電話できない」という前提が、そのときBさんにはなかったために、こちらが説明しても本人が「???」となっていたことが、印象的だったからだと思います。
同じ前提がないままで話したり考えたりしている人に対して、こちらの前提を持ち出して話をするときは(その良し悪しの話はここでは置いておきますが)、相手に伝わるタイミング、スピード、言葉選び、話の順番などが大事だなあと改めて思いました。丁寧に会話する、の一端といったところでしょうか。言うは易く行うは難し。
と同時に、こうして記事にしてみると、ちょっとした疑問でも「なぜなんだろう?」と立ち止まって、口に出してもらえたことで、答えようと考えるきっかけになりました。
ということは、疑問を口にして、人に伝えるのって、大事なことだなとも、今回書いてみて改めて思いました。
話題にもよりますけど、わたしの場合は結構訊くのが恥ずかしくて質問を飲み込んでしまったりするんですよね。
人のこういうちょっとした振る舞いからでも、学ぶことがありますね。
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