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中華航空での里帰り記録 格安チケット大丈夫なのか? 

2月におひとりさま里帰りをした私。何がきっかけだったかは全く記憶がないけれど、そろそろ一度実家に帰っておこうかな??と思ったのが12月。そう思いついた次の日?に夫が「両親に会いに帰らないの?日本行きのチケット安いの出てるよ」と。

最後に日本に帰ったのは2020年の夏。娘が日本の高校に行くということになった時、パンデミックで状況がややこしいから、やっぱり私も付き添って行くということになったから。そのややこしさとは、もちろんコロナのテストが空港で入国前にあるという・・あの時期。空港からも通常の交通機関は使えないからタクシーで移動しないといけないとか、余分なことが多かった時。

そして日本に帰ったのに、実家には今帰ってこない方がいいということで、家族には会えず。あの時期にご家族の不幸があったという在外の日本人の話では目の前まで来ていても、お葬式に参加できずという切ないものだった。

聞けばチケット代が500ポンド程度。普通に2000ポンドくらいに値上がりしている中で、破格すぎる。昔の感覚の格安チケット!でも航空会社を聞くと中国・・・はああ、、「中国ならやめとこかな・・・」そう言った途端に夫が言った。

「ほんと、日本人って中国人差別するよね?」と。
いや、、、いや、、はあ、、まあ、、

ふと考える。インドに住む前はインド航空と聞くと、ああ、なのスパイシーな匂いがするやつ?だったけど、国内旅行はインド航空ならLLCよりも安心感があったではないか??と。笑 もし、中国に赴任生活していたとしたら??やっぱり中華航空は信頼に当たるのでは?と。(どんなだ・・・笑)

で、この会話は、その後何度も「ちょっと躊躇しているんだけど、安いよね?大丈夫なのかな?」という日本人に話すことになる。そしてみんな同じように、「そうね、、確かに、中国差別、、、、、だよね、、、。でも!!」と。

ちなみにフライトは英国の場合はヒースローからではなく、ガトウィックから。これもまた、面倒臭い・・・のだけれど、23キロの荷物2個オッケーって魅力的。時間はある!2000ポンド出して10日間の里帰りはもったいない気がするけれど、500ポンドならお得感が大きすぎて、期間も気にもならない。1500なら選ばないけど、500はバナナの叩き売り的な魅力があって、ゴーサイン。


第一関門 オンラインチェックイン不可

あれ?オンラインチェックインできない・・・ということは、ベジタリアンミールへの変更も不可。(チケットは夫が取ってくれてたので、その際に選べたかはわからないけれど、基本食べられないわけではないのでまあいいや・・)
中華航空から直接チケット購入をした場合は、外国人でもオンラインチェックインが可能?みたいな感じで英語で書いてあったけれど・・・本当にこのチケットは有効なのだろうか??というにわかな不安も抱きつつ。笑

第二関門 機内サービス

ガトウィックで無事にチェックインできたものの、スーツケースが24キロだから1キロ分出せと言われる。実はスーツケースの中にバックパックを入れていた。帰りにバックパックを背負ってスーツケースを引っ張って、キャリアケースもなら、英国に戻った時に自力で帰って来れるかな?と(宅配サービスが充実していないから・・・)思っていたので。
スーツケースからバックパックを取り出して、荷物を2個に分けてクリア。スペース取らない24キロの方が効率いいと思うし、日系ならそういうところは、けっこう目を瞑ってくれるけど、やっぱり融通は効かない。まあ想定内。

そして、チェックインした後、すべてのサービスは中国語に切り替わる・・。まあ、中国人と見極めつかないと思うからいいんだけど、機内も全て中国語対応。私は英語で返事をするけれど、CAさんたち、どうもあまり英語が得意ではないという印象もあり。

ちゃんとブランケットもピローもついているし、悪くない。そしてオンデマンドで映画も見れる・・・と思いきや、、システムがイマイチ。液晶へのタッチ操作もズレがあってイマイチ。そのうえ・・タイトルが英語なのに、基本は中国語か、外国語。なぜかフランス語の選択があってフランス語の映画も多いけれど、英語は少ない。日本語は皆無(関空ー上海便も)まあ、そりゃそうだ・。。日本人客が少ないのだから。英語の字幕があったらラッキーみたいな感覚だった。

食事は、行きも帰りも焼きそば系??もしくはごはんに炒め物。朝食は洋食かお粥のチョイスがあったけれど、帰りにそのチョイスをしてみたら全く味のないお粥で大失敗。先割れスプーンみたいなもので、焼きそばってすごーく食べにくいと思ったけど、割り箸は存在せず。

第三関門 トランジット

普通、ここで書くことなんて何もない。トランジット(乗り換え)に沿って歩いていけば、ゲートがある・・・が、んん??再度チェックイン式?どういうこと?

IDチェック的に写真を撮られ、その場であと40分ほど待つようにと言われる。え?その場って・・・別にたくさん椅子があるわけでもない。長椅子に腰かけてぼーっと見ていると、セキュリティーの人々が朝礼をしていて、まるで軍隊のような動きをしている。ああ。そういう感じなんだ〜と思ってみていると、次には、清掃職員が同じように朝礼を始めて、ピシッと軍隊的な雰囲気。

空港ってお店があって、お茶でもしながらのんびりネット環境で作業でも・・・と思っていたけれど、Googleは使えない。WHATSAPPも使えない。LINEも無理。でも何故かFBのメッセンジャーは繋がるらしい・・・ということで、無事上海到着・・とはメッセージが打てたものの、ネット環境でという感じではない。(ひたすら本を読む)

40分はとうにすぎたけれど、その時に今すぐに!と招集をかけられていた人たちがまだその場にいて・・・でもそろそろ・・?とカウンターにチェックに行くと、大阪はまだ呼んでいないから待て!と言われる。
時折、カウンターで指示が出るのだけれど、この指示がとっても上から目線で抑圧的。「まだ行けと言っていないだろ!」的な。
どうやら、飛行機の荷物をちゃんと移動できたのを確認してから、トランジット通過させている??というのだけれど、、その意味があまりわからない。(っていうか、乗客にそれは関係なくない?)

現地の状況をよくわからないわたしたちは、何これ?という目配せをきょろきょろしながら、交わしながら・・最後に「もう、今ここで待ってる人みんな通過してヨシ」と許可をいただいて、通常なら何気ないトランジットが終わる。

抜けてみると、そこは普通に出発ロビーでお店もあった。帰りは絶対にトランジットで一旦入国しよう・・・と決めた。


ということで、まあ、だいじょうぶ!とわかったはず。普通に・・そして関空からの帰りは、トランジットの時に一時入国をしました。

上海乗り継ぎ  優しくて、誠実? 

ストップオーバーを決めた私だけれど、関空からの便が上海に着くのは夕方。あまり長時間うろちょろしていられないし、どうしようかなと思ったものの行きのただ待つことを考えると、やっぱり一旦入国するのがいいと判断。関空で中国元を少しだけ入手していざ入国(お店でクレジットカードOKなところもあったし、出国してしまえば小さなコンビニもある。でもクレジットカードは基本VISAはオッケーだけどマスターはダメとか、現地のアプリ登録用とかだった。

まず入国審査。
日帰りの人はそれじゃなくて・・・と入国の紙を係の人がくれて・・入国審査は楽ちん。日中に市内なら観光しようという気になるけれど、帰りの電車とかを考えるとあまりゆっくりもできない感じで、なにかちょっと食べれればいいかくらいな感覚。
空港と市内を繋ぐマグレブ(リニアモーターカー)に。時速430キロとか出せるらしいけれど、300キロで10分ほど。

近場のショッピング街にも行ってみたけれど、そこはまるで六本木のミッドタウンのような高級感。マグレブ到着駅の方が地元感があっていいかも・・・。チケットを買う時に駅名が中国語しか載っていなくて、英語でメモしていた私はしまったと思った・・。ちょっと調べるのに携帯で・・・ができないのは結構面倒。

そのマグレブで空港に戻ってくるとき、荷物検査を通り過ぎて、プラットフォームで次の電車を待っていると、大きな声を出しながら、走ってきた係のお姉さんがいた。なんだろう?と思っていたら、手に持っていたのは私の携帯!なんと荷物検査の時にバッグから落ちてしまったようで。

多分「お客様のではないですか?携帯おとされていませんか?」と私の後ろで中国語で叫んでくれていたのでしょう・・・英語ならすぐにハッと気づけたのに、私は完全無視。とまあ、ほぼ同じことを夫が日本の空港でやっている。あのときは「財布落とされていませんか?」と「外国人」の名前目安に声をかけてもらえた、ということで、一気に中国の印象もよくなった私。笑 


第四関門 スーツケース乗り遅れ

長旅もあとは自宅へ戻るのみ!とガトウィックで荷物を受け取ろうと待っていたら・・・スーツケースが出てこない。

搭乗直前に「荷物検査しないといけないのでサインを」と言われてサインをしている。このサインは関空でもしているから有効なはずなのに、鍵がかかっていると思われたのかもしれない。鍵はかけていないので・・・と言ったものの、果たして搭乗直前であれ、間に合ったのかな??とは思っていた。

同じように荷物を待っている様子の白人女性がいて、「荷物出てきてない?」と聞いたら、「今タグで確認したら、上海だわ。」と。聞くと同じく搭乗前にサインをしたという。「荷物届いてなくて」とカスタマーサービスに届け出に行ったら、かなりよくあることよ!という雰囲気で手続きが終わる。大荷物で移動が免れて良かったことにする。実際に、バックパックも23キロ近くとなるとかなり重くて(よく私、1年もバックパッカーしてたよな・・・と思うくらい:まあ当時は18キロも入れてなかったけど)キャリーバックの小さなスーツケースとセットで充分に大荷物だった。

WEBサイトで状況確認ができ、1日後にガトウィックに届いた荷物は2日後にヒースローへ移動して、3日後に自宅に宅配として届いた!多分、危険物かもしれないと思われたのは、缶ペンケース。娘の簡易絵の具セット・・形状的にリチウム電池とでも思われたのかもしれない・・


ということで、格安航空券の利用は大あり!
ストップオーバーを入れるなら、友人が住んでいる国を入れての経由便もありかも!ともあとで思ったけれど、また上海経由で帰るか?と言われたら、格安チケットならもちろんー!という気分です。

パンデミック中に航空会社はかなり損をしながら、数席分をひとりにあてて、それでも良心的な価格で飛行機を出してくれていたので、それを思うと今数倍に跳ね上がっているのは、しょうがないなとも思うのだけれど、今回は1人だったと言え、家族3−4人でとなると、出費が大きいし。500なら4人で帰っても2000ポンド。そう思うとやっぱりすごくお得気分です。


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