千代田路子

写真作家。東京拠点の生活から2023年1月長崎県に移住。 探検するように旅をして、私が…

千代田路子

写真作家。東京拠点の生活から2023年1月長崎県に移住。 探検するように旅をして、私が出会った物語を作品にしてお伝えします。 国内外で作品を発表。2021年末、仏像修復写真集を出版。写真で役に立てる人として生きたい。 https://www.michikochiyoda.com

最近の記事

”パワースポット”ってこんな感じ?!

通りすがりに立ち寄った八幡神社。長い、古びた石段が気になって寄ってみた。 石段脇の植物が妙に光を放っていて、ちょっとどきどきした。 立派な社殿、木々に囲まれた境内にはブルーシートに覆われた(多分)土俵があった。何だろう、その空間が何というか、他から遮断された特別な場所のように感じた。 見回すと、社殿に覆いかぶさるように鎮守の森があり、神聖とか、荘厳というか、パワーがそこから流れ出て、境内を満たしているような気がした。もしかしてパワースポットとか言われる場所はこんな感じなのかし

    • 兵士は桜を眺めたか?

      ”新しい景色を探して”訪ねたのは、石原岳森林公園内にある石原岳堡塁でした。 明治時代、佐世保軍港の防備のために設置された石原岳堡塁はよく形状をとどめており、一帯は森林公園となっていて、散策路なども整備されていました。 堡塁(ほうるい)とは敵の攻撃を防ぐため土砂・コンクリートなどで作られた構造物(陣地)のことで、この堡塁は弾薬庫、そのほかの物資を収納していたとのことでした。 堡塁の中に一歩入ると、一気に温度が下がり、まるで入り口に冷気のカーテンがあるようでした。がらんとした堡塁

      • 巨大な3本の塔。針尾無線塔を見にいく。

        移住して、真っ先に本屋さんに行き、「地図で読み解く初耳秘話--長崎のトリセツ」という本を買いました。これからどこに行こうか、ワクワクしながらページをめくって、そして一番最初に行ったのが、この針尾送信所、針尾無線塔でした。 西海橋の近くにそそり立つ鉄筋コンクリートの巨大な3本の柱。車で走っていると突然見えてくるんですよ。鉄塔好きの私は、この時点で感動してました。 1922年に旧日本海軍によって建設。高さ136m、周囲38mの3本の塔が300mの間隔を置いて正三角形に配置されて

        • 新しい景色を探して

          はじめまして。写真作家の千代田路子です。 生まれてこのかた東京圏で暮らしていましたが、昨年5月に移住しようと決めて、2023年1月30日に引っ越してきました。 自分でも驚くほど、すんなり新しい土地に馴染みました。 引っ越しもあらかた終わったので、新しい景色を求めてあちこち、うろうろ、ふらふら旅したいかなと思ってます。 旅の写真を掲載しながら、出会ったことを書いていきます。よろしくお願いいたします。

        ”パワースポット”ってこんな感じ?!