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ピンクの宝石モルガナイトのリングをデザインする

モルガナイトというピンクの宝石はご存知ですか?

エメラルド、アクアマリンと同じベリル(緑柱石)という鉱物種グループの宝石で、透明な愛らしいピンクの宝石のことをいいます。

モルガナイトは、主にブラジル、アフガニスタンなどで採掘される宝石で、アクアマリンよりは採掘量が下がるので出回る量も少ないのですが、比較的大きめの結晶が採れます。

宝石に魅せられ様々な宝石を収集していたアメリカの銀行家石ジョン・モルガン(モルガン財閥の創始者)に由来しているのも、興味深いですね。1910年に宝石学者のジョージ・フレデリック・クンツ博士が、友人であるジョン・モルガンの功績を称え提案したことにより、宝石名が決められました。

話が少し反れますが、比較的新しく発見された宝石は、~itet(~アイト)が最後につくことが多いです。アレキサンドライト、クンツァイト、スキャポライト、アイオライト、ロードクロサイト、ツァボライト等々。

こちらのルース(裸石)は世界中の宝石を売買しているスリランカ人ディーラーからいいところを買わせていただいたもので、4.14ctの大きめペアシェイプカットのかわいい桃色ピンクです。とてもクリアな結晶で外観に影響を及ぼすものがないジュエリークオリティです。

縦長のペアシェイプがすっきりとして甘すぎない感じ、バランスの良い形です。
瑞々しい感じがお分かりいただけますでしょうか。


石の高さが気にならないように、指の間に石が来るようなデザインをあれこれ模索中。

まだご売約になっていないルースたちをショップ掲載しておりますので、ご興味ありましたら覗いてみてください。


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