渋谷BRIDGE(と僕)の一日 ―フジワラサトシ

ミチバタ音楽会の会場「BUTTER」が入っている渋谷BRIDGEは、今から2年と3ヶ月前、2018年10月に東急東横線跡地に出来た施設です。渋谷、恵比寿、代官山の間に位置する土地柄もあり、毎日その時間帯ごとに通る人達は様々。今回はそんなBRIDGEの一日の様子を、僕の一日と合わせて記してみようと思います。

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9:00ごろ

BUTTERの上階にある渋谷東しぜんの国こども園のこども達とその保護者が多く通園する頃。

10:00ごろ

僕がこども園に出勤する時間。街歩きに出かけていく乳児クラスの子ども達とよく出くわします。遅刻しそうになって急いでいるときでも、バギーに乗りながら、保育士と手を繋ぎながら歩く彼らを見ると自然と笑顔になり、足を止めて挨拶を交わしたり声を掛けたりしてしまいます。(そのあと遅刻しそうなことを思い出してまた慌てて園に向かったり。。)

11:00

BUTTER横に併設されているsmall alley cafeがオープン。

11:30ごろ

カフェのスタッフが本日のオススメをボードに書き終えて常連さんと挨拶を交わしている頃。

街歩きに出ていた幼児クラスの子ども達が帰って来る頃でもあります。木の実や虫、葉っぱなど、街の中で見つけたその時々の収穫物をカフェスタッフに見せてくれたり、カフェの中で少し休憩してからこども園に戻ることも。お客さんがその姿を微笑ましく眺めながらコーヒーを飲んでいるのもこの場所ならではの光景です。

13:00ごろ

近くのオフィスで働く人たちが通路や近くの芝生にあるベンチでお弁当を食べている頃。その姿を横目に、こども園の給食を食べ終えてカフェに休憩しに行くのが個人的な習慣になっているのですが、スタッフと話したり、顔見知りになった常連さん達の話を聞いたりする時間が密かな楽しみになっています。

14:00〜15:00ごろ

こども園の子ども達がお昼寝をしている頃。通路では学校帰りの小学生や買い物袋を抱えた地域の方、はたまたスナップ撮影のためモデルさんやカメラマンの姿が見かけることもあります。

16:30ごろ

こども園の子ども達のお迎えに来る保護者の姿が少しずつ増え始める頃。

カフェが子ども達で賑わいを見せるのは大体17:00過ぎくらいでしょうか。

19:00ごろ

子ども達の姿も少なくなり、カフェがクローズの準備をし始める頃。

僕も仕事を終えて帰宅の準備をします。

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現在、BUTTERではコロナ禍以前のようなイベントの実施を控えていますが、このことを好機として捉え、スペースとしての新しい活用法を模索しています。

ミチバタ音楽会が再開する頃には、もしかしたらこれまでとは少し違った姿をお見せすることができるかもしれません。

そもそも、「BUTTER」という名前には、子どもや大人、立場の違う様々な人が出会い、混ざり合う場所になるように、という想いが込められています。そんなBUTTERで行われるミチバタ音楽会では、とても穏やかな時間が流れ、参加した子どもや大人、時にたまたま通りがかった人たちまでもがそれぞれにイベントを楽しんでいたように思います。それは本当に美しい光景でした。ミチバタ音楽会が再開して、BUTTERで、BRIDGEで、再びその光景を観られるのが今から楽しみでなりません。

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