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2023.10.18 あの事故から3年… 住民が心安らぐ日はまだ遠い 何度でも言う 外環道工事の中止を求めます

【あの日から3年】
#外環道工事の中止を求めます #大深度法の廃止を求めます

2020年10月18日、NEXCO東日本による東京外かく環状道路(外環道)大深度地下トンネル工事により、東京都調布市東つつじヶ丘で突然道路が陥没しました。
穴の大きさは直径6㍍、深さ6㍍にも及ぶ巨大な穴。
その穴の一部は住宅の地下にまで及んでいました。

自分は20過ぎまで調布市に住んでいました。今でも実家は調布にあります。
つつじヶ丘は実家とは離れていますが、昔から遊びに行っていました。
あの土地に行かれたことのある人ならわかると思いますが、あの東つつじヶ丘は閑静な住宅街。
付近は川が流れ、子どもたちが遊ぶ公園もあり、ちょっと歩けばスーパーなどもあり、駅も近く、住むには非常に便利であり、それでいて落ち着いて生活が出来るとても住みやすい場所でした。

その生活するには最適な土地が、地下40㍍をうねりながら突き進んでくるシールドマシン工事により、一瞬にして崩壊しました。

調布地域にシールドマシンが入って以降、この閑静な住宅街であったつつじヶ丘周辺では、多くの振動被害が報告されていました。
陥没事故が起こる以前から、シールドマシン通過直後に直上周辺で既に報告されていました。

周辺住民や市民団体は、2020年9月29日に国や事業者などに要請書を提出していました。
その中身は、平穏に人が住む上で当然の要請でした。

その要請を全く無視したうえで起きたのが、2020年10月18日の事故でした。

その後も地中に3か所の空洞が見つかり、恐らくシールドマシンの影響による地盤変動も起き、そのシールドマシン工事による影響がまざまざと地域の平穏な生活を壊していく様を目の当たりにし、居ても立っても居られなくなり、運動に参加しました。

その後、何度も住民説明会などに参加しました。
その時の彼らの対応はマニュアル通りの対応ばかりで、とても住民に寄り添った対応とはとても思えませんでした。

調布市の被害住民の方たちとお話する機会も何度もあり、自分なんかよりもっと直に事業者側に接する住民の方々のお話を聞くと、本当に酷い対応ばかりという事も聞きました。

そもそもこの外環道は本当に必要なのでしょうか?

現在、首都圏に住んでいる私たちは、本当にこれ以上の道路建設を必要としているでしょうか?

時間通りに毎日コンビニには弁当が届き、飲み物も届き、これ以上ない便利さを既に享受していると自分は思います。
東京に物が届かない、なんて事は大雪が降ったときでもなかったと思います。

確かにインフラ整備が整っていない地方などでは高速道路が必要な地域もあると思います。

ですが、東京にこれ以上高速道路は本当に必要か?
人々にこれだけ迷惑をかけてまで、川から酸欠気泡が漏出し、巨大な環境汚染を引き起こしてまでも高速道路は必要でしょうか。

シールド工法による大深度(地下40㍍以下)地下工事(シールドマシン工事)。
せめて「地下をこんなに使うんだけど…」と一言断ってくれればまだしも、なんの連絡もなく地下の掘削工事をすることが出来る、大深度法。

1966年の計画決定から約60年。

社会情勢も大きく変化したのに、60年も前の計画に固執し、約2兆4000億円以上の拒否を投じて、これだけ迷惑をかけてまで、トンネル工事を作る意味がありとは自分には思えません。

都会の人間がこれ以上、人に迷惑をかけ、環境を破壊してまで、便利になる必要があるのでしょうか?

それまで問題があることは知りながらも、運動に参加せずに、陥没事故が起きようやく運動に参加した事を後悔し、その思いを胸に秘め、今後も運動に参加させていただこうと思います。

外環道工事の中止を求めます。

選挙でも最も大きな公約に「外環道は中止を」

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