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未来の景色を選択する意思
生まれたてのわが子を前に「マニュアルが欲しい」と強烈に思った。
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丸2日、産道を行ったり来たりした娘がようやく産声をあげ、一夜明けた朝。
部屋に連れられてきた小さなわが子を前に感じたのは、恐怖でした。
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嬉しいという感情よりも、押しつぶされそうなほどの責任感と産後のメンタル乱高下も相まって、「もう後戻りができない。この子を間違いなく生かせるためのガイドブックが欲しい。」と、そう感じた自分にさえゾッとしたのを今でも覚えています。
子育てに正解はない、と言われても
ダークな書き出しになりましたが、そんな私も、母親キャリアもうすぐ8年。超新人期に比べてみれば、8年なりのいい経験も苦い経験も積んで、あの頃よりは動じないメンタルもできてきました。
それでも、一筋縄ではいかない子どもとの暮らし。育児本をいくら見たところで、「わが子」のことはどこにも載っていない。
どうしたらいいかわからない、と不安のなか、私は「正解」を探すようになっていました。
子育てには正解はない。
そんなことは、知ってる。
でも、そこに正解を求めたくなるのは、お母さんとして初心者だから、というのもあるけれど、「正解がある教育を受けてきた」という影響もなくはないと思っていて。
「間違えたくない」
「失敗したくない」
相手がかけがえのないものであればあるほど、私の中でこの思いはとてつもなく強くなっていました。
その思いとは裏腹に、子どもをめぐる悩みごとはいくつになっても形を変えては生まれてきて、そのどれもが本当に正解がない。とにかくまずはいろんなことを知らなきゃ、と、もがきながら、たくさんの教育に関する本を手に取りました。
学びでしか解決できないことを知る
子育てをしている中で、わが子をテーマにした悩みや浮き沈みは、大小さまざまだとはいえ、多くの方が経験のあることだと思います。
スマホって見せていいのかな、英語の早期教育はやったほうがいいのか、添加物は気にした方がいいのか、習いごとって何から始めたらいいのか、などなど、ママ友との会話の中でも、考えなければいけない「ように見える」課題はごろごろ転がっているな、と感じます。
私たち親は、それらの「答えのない」課題に対し、自分なりの解を見出しながら子どもと接しています。
そしてその自分なりの解は、何も考えずに発している言葉の隅々に大人の価値観が乗り、子どもたちにダイレクトに届く。
私自身、読書をする中で自分の無知に気づき、今度はそれが恐ろしくなりました。
知らないって怖い。
知らないまま子どもと接するのって、こわい。
私の考えがそのまま届いてしまうのが、こわい。
読書と子育ての中で知識と経験が積み重なっていき、「正解がないことっておもしろいかも」と思える気持ちが芽生えてきます。
ここからようやく、本当にようやく、自分の足と意志で子育てに向き合えるようになってきました。
マニュアルが欲しかった私が、「マニュアルは無意味」と思えるようになり、さらに子どもの個性に合わせて思考力を磨く教育をしている塾に出会います。
これも今のSNS時代があってこそ。
私の人生を変えたといってもいい、うささんのおかげです。うささんに出会わなければ、今はないと言い切れます。
第三者に教育をゆだねるということ
さて、「教育」ときくと思い浮かぶのは「学校教育」のイメージではないでしょうか。
これを読んでくれている方の中には、お子さんが学童期に入られた方もいると思います。そんな私の子どもも、小学校にあがりました。
学校には必ず「先生」がいます。
私も「先生」から勉強を教わってきました。
その「先生」になりたい人が減少している、という話は、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
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倍率が低くなっています。志願者が減っている。
理由は様々。
仕事時間は授業よりも課外活動や事務業務などに多く充てられており、「事務的な業務が多すぎること」「保護者の懸念に対処すること」へのストレスが、小中学校教員とも各国平均より高かった。
さらに、晴れて先生になれても、精神的な負担により休職する、という話もめずらしくありません。
教育職員の精神疾患による病気休職者数は、6,539人(全教育職員数の0.71%)で、令和3年度(5,897人)から642人増加し、過去最多。
そもそもの教員不足、精神的な理由による休職、教員補充困難で既存の教員が業務過多になる、といった現場レベルの話も、私の耳に入ってきます。
2023年だけでも複数聞きます。こんな田舎町でも。
珍しくない話なんです。
学校や教員の話は、他人事でしょうか。
「まあ、それなりに学校になじんで、必要な勉強を先生に教わってできるようになればいい」
もしあなたがそう思うとしても、事実として「必要な勉強を教えてくれる先生」が少なくなっていて、学校運営も苦労の上に成り立っているような実情です。
「勉強を教えるのは先生の役割。」
「宿題みるのなんて、今の共働き家庭には無理。余裕がない。」
私自身、小学生の親になってみて、今どきの小学生のやることリストが膨大なことに驚きました。
仕事から帰ってきて、料理を作りつつ宿題みたり、やれ集金だ、やれノートがない、、時間はいくらあっても足りません。
その一方で、教育現場の話も耳に入ると、お金や働きかた、家族の在り方などの現代社会の課題と、不登校や教員、子どもたちのメンタルヘルスなど教育現場の課題は決して無関係ではない事にも気づきます。
日本に住む人の中で、ここに無関係な方は一人もいないんです。
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教育とは、お勉強のことでしょうか。
親は、教育者ではないのでしょうか。
いろんな考えがあっていいと思います。
ただ一つ言えるのは、
とてつもなく速いスピードで時代は変化しているということ。
私たちが生まれ育った時代の価値観の家庭で育った子は、「その時代の価値観」のまま大きくなるということ。
どれほどテクノロジーが発達しようとも、現代と未来の教育において本質的に重要なことは変わらないのではないでしょうか。(中略)それは、未来ある子どもたちが、それぞれの個性を損なわれることなく探究心旺盛に学び、それぞれの特質に基づいた能力を花開かせる手伝いをすることです。
正解のない問いについて、知識を基に論理的、多角的に迫り、個別・具体的な認知とメタ的・俯瞰的認知を行き来しながら、最終的には自分軸に従って決定を下し、新しい価値などを創造する。こんなふうに、思考を自由に遊ばせ、新しい価値を創造する能力がなくては、これからの世の中、社会の一員として各々の個性や才能を発揮しながら生き抜いていくことはできないでしょう。
あなた自身と大切な人の「これから」に届けたい
私自身の子育て観、広くは人生観を大きく変えてくれた価値観教育。
その出会いからご縁がつながり、よりたくさんの方に届けるべく、この度「Comichi(こみち)」という名前でオンライン教育がスタートします。
桃李もの言わざれども
下自ずから蹊(こみち)を成す
桃や李(すもも)は何も言わないが、その花や実に惹かれて人が集まり、
木の下には自然に小道ができるとの意から。
![](https://assets.st-note.com/img/1704963442393-diB5WQIVa9.png?width=800)
子どものみならず、大人にも必要な「生きる力」
思考は言葉を変え、行動を変えます。
そしてそれはいつしか、人生を変えます。
自分のことを、自分が一番大切にでき、
生きることが楽しい、と思えるように。
学びが楽しい、と思えるにように。
私もあなたも、主体的に道をつくり続けられるように。
学校教育の枠を超えて、未来に向かって
自分の道を築けるようサポートします。
私自身も人間ができているか、といわれたら、足りない部分は多いにあります。
ですがそんな私でも、役に立てることはどんどん社会に還元していきたい。
Comichiは、発想力、創造力、質問力など
考える力の土台を、
対話を通して育んでいきます。
脳や経験、感情など、あなたの内にあるものは一生ものです。
知識、情報、思考力、多角的視点など、人生をより豊かに彩るのは、あなたのなかの観点です。
2024年、なにに時間を割き、なにを磨いていきますか?
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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