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日本新NISAとフランスPEAの比較

2014年に日本でスタートした個人投資家税制優遇制度NISAが、2024年に新しくなる見通しです。私はフランス在住であるため、日本のNISA口座を開設することはできませんが、ざっくりとした比較から見ても、日本のNISAの方が使い勝手が良いように感じます。

新NISAとフランスPEAの比較

引き出し制限の違い
日本のNISAでは引き出しに制限がなく、利用者が資産を自由に運用できます。一方、フランスPEAは5年以内の引き出しは優遇制度が使えないという制約があります。この点で、日本のNISAは柔軟性が高く、投資家にとって魅力的です。

税制の比較
日本のNISAでは、利息や株式売買利益に対する20%の税金が全くかからないため、非常に優遇されています。対照的に、フランスでは通常30%課税されるところ、所得税は12.8%のみ非課税で、残りの17.2%は社会保険料として課税されます。この点で、NISAが税制面で有利であると言えます。

投資対象の違い
フランスPEAは主にEU域内企業の株式や投資信託がメインで、日本のNISAで買える投資信託に比べて手数料が高いと感じました。(←私が手数料の安い投資信託を見つけなれないだけかもしれませんが) フランス在住の私はNISA口座の開設出来ないのでフランスPEA口座を開設して、投資信託を積立たいと思います。 

まとめ
NISAは使い勝手が良く、税制面でも有利ですが、フランス在住者にとっては口座開設が難しい現実があります。私自身はフランスPEA口座を開設し、日本の人気投資信託を参考にしつつ、フランスで積み立てを行う予定です。フランスPEAの特性を理解して、自分にあった投資戦略を立てて行くことが大切ですね。

参考資料


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