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デザイナーがPjMに挑戦 第9回

先日,初めてのプロジェクト・マネージャーとしてのプロジェクトが完了し,さらに新しいプロジェクトに再びプロジェクト・マネージャーとして参加しています。
そして,プロジェクト・マネージャーの勉強をもっとしてさらにプロジェクトに参加しているメンバーにとってやりがいがあり,無理をする必要のない,充実した仕事になるようなプロジェクトとなる手伝いをできるようになりたいという気持ちから,Googleのプロジェクト・マネージャーの認定コースを受講しています。
自分が今までプロジェクトを成功させるために行っていたことの意味がはっきりと分かる部分と,もやもやしていたけれどどうしたらいいのかわからなかった部分に関してどんなことができるのかがわかったりと大変勉強になっております。

そこで,今回は,Google認定のプロジェクト・マネージャーのコースに出てきたプロジェクトのクローズに関して学び,自分が実行したことについて書きます。

今回クローズで行ったことは次のような内容です。
・明確な終わりのラインと日付を決め,それをチームに共有する
・運用フェーズのために引き継ぎをする
・振り返りをする


明確な終わりのラインと日付を決め,それをチームに共有する

ここで終わりと設定したのは
「テストがすべてクリアしたものがリリースされ,運用を開始する日」
です。
そのために,まずは
・リリース可能なラインをを決定
・テストが完了しなかった場合の動きを確認
・最終的に問題のないものがリリースされる日付を確認
・最終リリースされたものを最終チェックする期間を設定
・最終チェックを行った時点で運用を開始する方針ですべての部門に問題が
 ないか確認
この確認・設定を担当者とやり取りし決定し,それをチーム全体へ告知しました。
そして,最終ラインに到達した当日には,チームへ,そして全社へ
・リリースの報告
・メンバーへの感謝を伝え
・運用フェーズへの責任者等メンバーの紹介
をしました。

運用フェーズのために引き継ぎをする

ここでは,
・ドキュメントの整理
・ドキュメント等の場所を示したページを作成
・現状の体制を図解
・今後の体制の想定を図解
・新規メンバーと旧メンバーでの共有会
・今後の動きを設定してもらう
を行いました。
引き継ぎの際気をつけたいのが,だらだらと新メンバーへ切り替わらずにMTGが開かれたり,次のアクションを待たれたりと,そのプロジェクトからなかなけ出せなくなることです。
そのような状態へならないために,新規メンバーの不安を踏めていく必要があるのと,更に,体制や今後の動きに関しては情報から自分たちで何が必要になるかを決めてもらうことです。
こちらがすべてお膳立てしてしまったり,情報のみを引き継いで去ってしまうと,いつまでも頼られてしまう可能性が出てきます。
そのため,情報の共有は出し惜しみなくすべて渡し,紹介し,またわかりやすくしておく必要があります。そして,今後の体制を提案はしますが,提案なだけで,実際の体制は新メンバーが考えるように促します。
そして,最終的に引き継ぎ後の第1回目のの定例MTGを設定してもらうところまで見守ります。もちろん第1回目のの定例MTGに参加することも良いでしょう。ただし,発言は情報不足で引っかかるような部分があったときに飲みに留めるようにしましょう。

振り返りをする

実は私もここはまだ行えていないのですが,振り返りは2つの点で良いことがあります。
1.よかったことを出し,メンバーを労う
2.課題だっとこを出し,次のプロジェクトでカイゼンする
プロジェクト・マネージャーは特にメンバーとの人間関係を大事にしなくてはいけません。心理的安全性を確保することはもちろんですが,メンバーの士気をあげることなども必要な仕事です。メンバーを労うことは,人間関係を良くし,プロジェクトを気持ちよく終えることができます。そして,次のプロジェクトで違うメンバーだったとしてもその人間関係は影響してきます。
課題だったことを出すのは,反省するためではありません。次のプロジェクトでさらに早く良いものを作ることができるかの大きなヒントとなります。また,これは自分自身の課題だけに留めずに,チーム全員が同じ課題を見ることで違った対応策などの知見も得られます。

今日は,プロジェクトのクローズについて書きました。
クローズがしっかりできると,自分にもチーム全体にも良いことがたくさんあります。スッキリと終わらせるために,クローズプロジェクトのようにしっかりと設定することをオススメします。

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