[書評] 人類の生存を確保するために
リチャード・コシミズ近著(ヒカルランド、2022)
Путин魯西亜包囲網を作ってきたのはイェンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)である。彼が包囲網勢力の〈代理人〉であると、著者は指摘する。
ストルテンベルグは2014年10月からNATO(北大西洋条約機構)事務総長をつとめている。
外務省のウェブサイトを見ると、ストルテンベルグのその前の経歴は元ノルウェー首相とある。2000-2001年、および2005-2013年につとめた。
彼は2002-2005年は GAVI(Global Alliance for Vaccines and Immunization, ジュネーブの国際機関、旧称「ワクチンと予防接種のための世界同盟」)の理事会議長(board director)をしていた。
このポストは、著者によれば、〈立身出世の登竜門〉という。WHO事務総長のテドロスも GAVI 理事会のメンバーをつとめたことがある。
GAVI のスポンサー1位の英国は20億ドルを寄付し、続く2位の Bill & Melinda Gates Foundation が15億ドルを寄付している。GAVI はゲーツ財団とノルウェーの支援で2000年に発足した組織である。
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本書で述べられる話題に呼応して、著者は独自の対処方法をとっている。具体的には、IVM 12mg を週に2度服用し、並行してオートファジー(自食作用、大隅良典・東工大栄誉教授がその研究でノーベル生理学・医学賞を受賞)を実行するため夕食を早い時間で終わらせ、朝食をとらずに、毎日18時間の定期的断食をしている。
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2022年2月24日に魯西亜は Snake Island (Zmiinyi Island) を真っ先に攻撃している。
この島は何らかの戦略的重要性があったのか。著者は、ここにエアロゾル型狂犬病の研究拠点があったと指摘する。トランプ大統領に電話で〈イスラエル保健省とモサドがスネーク島(ズミイヌイ島)で運営していたのは危険なバイオラボだ。このラボにある狂犬病ウイルスがエアロゾル化された場合、ほぼ100%の死亡率で、地球を破壊し得るものだ〉と伝えていたという説を、著者は紹介する。
著者は〈速攻で烏克蘭の狂犬病の研究拠点を潰さなければ、今ごろ人類は狂犬病禍に見舞われて恐れおののいていたかもしれません〉と述べる。
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本書は刊行当初は電子書籍でも出ていたが、すぐに消えた。なぜかは分らない。