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Wordle であそぶ

5字の英単語を当てるという単純なゲーム Wordle .

朝起きたら Wordle をまず解く、というひとも多いかもしれない。

ある日の Wordle (2/6 というのは2回めで解けたという意味)

チャンスは6回。単語のどこかに字があれば、黄色く表示される。位置も正しければ緑色になる。

毎日、一問が出題される。ゲームを作ったのは Josh Wardle さん (powerlanguage.co.uk)。

1日に1回では物足りない人には、Wordle もどきのアプリもある。例えば、Word Guess (Mediaflex) など。これには、Word Guess という Wordle ライクなゲームと、Word Connect という3-5字の語を綴るゲームの2つが入っている。


このゲーム Wordle をしていて、気づいたことが少しあるので、メモとして書きとめておきます。

  1. 鉄則を守れば、まず解ける (解けないこともある)

  2. 最後の音節が判明したら Rhyming Dictionary が使える

  3. 英語の専門家・非専門家に関らず楽しめる (ちなみに、私は英語辞書を数冊執筆したので数万語は知っていますが、何の役にも立ちません)

鉄則とは、ある試みと次の試みの間の鉄則です。

  • 黄色の文字と緑色の文字を活かし、外れた文字を使わない単語を考えて次の試みに宛てる

愚直にこれを繰返せば、まず解けます。

Rhyming Dictionary というのは、(定型詩の) 詩人が詩作の際に用いる特別の辞書です。終わりの1音節とか2音節と同じ音の単語が並べてあります。日本語だと〈逆引き広辞苑〉が近いかもしれません。

私はボブ・ディランの韻律を研究していますので、いろいろな辞書を使いますが、Rhyming Dictionary で Wordle に最近役立ったのは次の辞書です。

𝑆𝑐ℎ𝑖𝑟𝑚𝑒𝑟'𝑠 𝐶𝑜𝑚𝑝𝑙𝑒𝑡𝑒 𝑅ℎ𝑦𝑚𝑖𝑛𝑔 𝐷𝑖𝑐𝑡𝑖𝑜𝑛𝑎𝑟𝑦 𝑓𝑜𝑟 𝑆𝑜𝑛𝑔𝑤𝑟𝑖𝑡𝑒𝑟𝑠 (2007)

もし、英語の単語に興味があれば、一度あそんでごらんになれば、いかがでしょうか。意外と奥深いですよ。

#ゲーム #英単語 #RhymingDictionary

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