[万葉]When spring comes (巻1.16)
大和歌を英訳で読むマガジン(1)の第2回は万葉集巻1の16番の歌です。
冬ごもり 春去り来れば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど 山を茂み 入りても 取らず 草深み 取りても 見ず 秋山の 木の葉を見ては 黄葉をば 取りてそしのふ 青きをば 置きてそ嘆く そこし恨めし 秋山我は
作者は額田王 (630-90) とされています。
[上村松篁「額田女王」]
春山と秋山について額田王が判定した歌といわれています。額田女王はどちらを上とした