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Éire / Gaeilge アイルランド(語)の話

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2017年11月の記事一覧

訪愛記2017(7)——実用篇

アイルランドへ旅行しようかと考えている人のために、ちょっとしたコツをお伝えしたい。旅慣れた人は知っているかもしれないけれども。 * ■ 機内アイルランドへゆく飛行機は複数の選択肢があると思うけれど、知る限りでは日本からは一番安い方に属するのがオランダの KLM 航空。 ビジネス・クラスに乗ってゆっくり休んで行く人には関係ないが、エコノミーに乗り、窮屈な座席で何とかやり過ごそうとする人は、いろいろと工夫する。 私の場合はいろいろと試した挙句、あまり眠れないことがわかった

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訪愛記2017(6)——オリアダ杯

オリアダ杯——それは栄光の位だ。アイルランドで一番の歌い手の称号。 アイルランド語伝統芸術の様々な種目のアイルランド一の名人を決める大会がエラハタス・ナ・ゲールゲ。その歌唱種目の最高位がオリアダ杯だ。 他の歌唱種目がすべて男女別、年齢別であるのに対し、オリアダ杯は男女も年齢も関係ない。実力のみがその栄誉ある称号を得させる。 * 毎年エラハタスに行く人々の最終目標は、大会の最終種目であるオリアダ杯を見ることだ。世の中にこれほど緊張させられる競技があるのかと思われるくらい

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訪愛記2017(5)——アイルランド語のミサ

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訪愛記2017(4)——ポスト黙示録を科学する

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訪愛記2017(3)——貴重な論文を求めて

ITMA(Irish Traditional Music Archive, アイルランド伝統音楽資料館)はダブリンのメリオン・スクェアという公園に面している。この公園の中を突っ切って行くと気持ちの良い緑が広がる。 緑の上に美しい小鳥も見かける[カササギの仲間ではと sosannan さんに教えていただいた。Newcastle United のマスコットでもある]。 数分歩くと公園の向こう側に出る。通りをわたれば ITMA だ。下の写真の73の番号のついた扉が ITMA の

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訪愛記2017(2)——ファヒータを求めて

ここで話題は一気に食へ移る。 アイルランドは食の天国のようなところがあり、ほぼどこでも美味しいもの、旨い飲み物が味わえる。隣の偉そうな国とはえらい違いである。 ■ 食 今回のポイントは二つ。ファヒータとマーフィーズ。どちらも執念で追いかけたようなところがある。といっても短い訪問の間だから知れているけれど。 まず、ファヒータ。今回はチキンのファヒータ。チキンや野菜をトルティーヤのラップで包んで好みのソースを添えて食べる。ソースはサルサ、アボカド、クリームチーズの3種あり

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訪愛記2017(1)——アイルランド語伝統芸術の粋を求めて

ほぼ毎年アイルランドへゆく。エラハタス・ナ・ゲールゲという大会で資料収集するためだ。アイルランド語伝統芸術の年次大会。毎年会場を変える。今年はアイルランド南部のキラーニ(Cill Airne)。 [2017年度大会の公式プログラム。€10] 音声資料・視覚資料・文献資料その他を収集する。その開催地への移動に往復で2日要する。日愛往復の飛行機に3日要する。大会には4日間参加する。合計で最低でも8日間は要する(大会最終日と移動日が重なる)。飛行機が最近はダブリンにしか飛ばぬの

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手がかりの書——アイルランドの聖地探訪案内

Jeanne Crane, 'Visiting the Thin Places of Celtic Ireland' (Kindle, 2013) この書には感謝しかない。 客観的に見れば、素人同然の著者が書いた旅行案内ともつかぬ旅行記ともつかぬ小冊子といえる。しかし、その著者が熱烈な愛情を注ぎ、猛烈に読書し、探究心いっぱいで旅した記録でもある。読む人が読めば、裨益するところ大だ。 特に、この書が扱う、アイルランドのある種の場所を探し求めている人にとっては、ここに多くの