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うつ病で休職中にやってよかったこと3つ

私は3年前までごく普通の会社員でしたが、ある日突然うつ病と診断されました。

会社も休職せざるを得ない状況になり、3年経った今でも休職中ですが、徐々に症状は回復しつつあります。

そんな私が休職中にやってよかったことを3つお伝えしたいと思います。



1.病院に行って薬を服用すること


メンタルの専門病院と言えば、精神科や心療内科がありますが、なかなか馴染みの無い場所だと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。

ですが、いざ行ってみると中の部屋は、至って普通の内科と変わりはありません。

初診で先生に話を聞いてもらった時は、会社のことを思い出してしまって、思わず涙を流してしまいました。

その時私は思ったのです。

「あー、私って相当メンタルやられてたんだなぁ」と。

自分では自覚がなくても、第三者から見てもらうことで、自分のメンタルの状況が分かってくるものです。

診察の後、薬を処方してもらいました。この薬が非常に大切です。

勘違いされがちですが、うつ病は心の病気ではなく、脳の病気です。

うつ病は誰もがなりうるものであり、決して気の持ちようではないことを理解しておきましょう。

インフルエンザで寝込んでしまったら、病院に行って薬をもらってきますよね?

うつ病も同じで、医師に適切な薬を処方してもらい、決められた量を服用していくことで、症状の改善が期待できます。

このように、専門の病院に行くことで、今の自分のメンタル状況を把握でき、医師から処方してもらった薬を毎日服用することで、うつの症状が良くなっていきました。

会社を休むまでは行かないけど、自分のメンタルが心配だという人は、一度病院に行くことをお勧めします。


2.運動をする

私はうつ病になるまで、運動をする習慣がありませんでした。

鬱の症状も落ち着いてきた頃、、医師から散歩を習慣にしてみるといいというアドバイスをもらったので、始めてみることにしました。

しかし、運動に馴染みがないのと、家に引きこもりだったので、最初の頃は5分外に出るだけで精一杯でした。

太陽の光が眩し過ぎて耐えられなかったり、人の目が怖かったり、話し声が気になったり、、、

特に私が一番苦労したのは、音です。

車のクラクション音、子供の騒ぎ声、カラスの鳴き声など、とにかく耳に入ってくるありとあらゆる音が苦痛で仕方ありませんでした。

突発的に聞こえてくると、腹の底からイライラが湧き上がってくる感じ。心に余裕がなくなって耳を塞ぎたくなる感じ。たまらなく嫌でした。

そんな場合の対策として私は、イヤフォンで音楽を聴くことで、外部からの音をブロックするようにしました。

自分の世界に入ることができ、周りの目もあまり気にならなくなったので良かったなと思います。

最初のうちは散歩はできなくて大丈夫です。なかなか外に出る勇気がない時は、太陽の光が入る窓の前に立って、日光を浴びるというだけでも、うつ病に効果があります。

人の目が気になる場合は、夜の時間帯に散歩をしたり、サングラスや帽子を被ったりするようにすれば、気になる心配も減ることでしょう。

大切なのは、どんなに小さな一歩でも踏み出すことです。自分のできることから始めていきましょう。


3.本を読む

読書も、うつ病になるまでしてこなかったことです。

時間に余裕ができた時に、何かできることはないか思いついたのが、読書でした。

書店に行ってみると最初に目につくのが、「成功する」「しなければいけない」
「ルールやマナー」などといったタイトルの、意識高い系の本ばかりでした。

そんな本を読むと、会社員時代の記憶が蘇ってメンタルがやられると思ったので、私はスルーしました。

それよりも、自分の人生をいかに生きやすくできるかヒントをくれるような本を好んで読んでいました。

いざ読んでみると、今までの凝り固まった思考や価値観に気付かされ、自分を客観的に見れるようになりました。

読書を習慣化することで、ネガティブに考えることが無くなり、色々なことに興味を持つようになりました。

何を読むかは、自分の好みもあるので個人の自由です。

何を読んだらいいかわからない人は、タイトルにツッコミを入れたくなるような、興味をそそられる本を選ぶことをおすすめします。

そこから、興味の数が増えて、考え方や視野を広げることができます。

ぜひ試してみてください。

まずはできることから

以上3つが、私がうつ病で休職中にやってよかったことです。

うつ病の症状が良くなるペースは人それぞれですし、気分の波も人それぞれです。

まずは焦らず、自分の体調を優先して過ごすようにしましょう。

そこから、自分ができることをやっていけばいいのです。

今日もあなたらしく穏やかな1日でありますように。

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