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ドイツ生活391日目 2024/4/10 また内見へ

今日は仕事の後に内見に行くことに!
先輩に「今日内見予定のお部屋が、昔事務の女性が住んでいた部屋と一緒だった」という話をしたら驚いていた。

面白い話だと思ったので午後同僚にも話そうとしたら、「もう先輩から聞いたよ!すごい偶然だね!」と言われてしまった。

先輩はすごくおしゃべりなので、いいことも悪いことも全部人に話してしまう。これは別に大した話じゃないのでいいのだが、先輩に何か重要な話をするときは気をつけたほうがいいなと思った。

以前同僚がおじさんにお尻を叩かれたという話をその先輩にしたとき、先輩が同僚の許可を得ずに他の人に話し、さらにそれを聞いた人が他の編集者に話して結果的に会社中に広まってしまったのだ。
それを同僚は残念に思っていて、「先輩はとてもいい人だけど、私の話を勝手に他の人に話さないでほしかった」と言っていた。

基本的には会社ではどんなに同僚や先輩と仲良くなっても、ポジティブな話しかしてはいけないと思った。仕事の愚痴や誰かの悪口、噂話などをしてしまうと、「ミツキが〜って言ってたよ」と広められてしまう可能性があって危険だ。

誰かの噂話や悪口には「そんなことがあったんだ〜」とか「大変でしたね」とか、その事実だけに同意する。「むかつく」とか「うざい」みたいな感情については一切言及しないようにする。

ドイツだけでなく日本でも同じだと思うが、うっかり悪者になったりしないようにコミュニケーションに気をつけようと思う。

何か感情的に言いたいことがあったら彼か家族か仕事以外の友達に相談だ。


そんなこんなで、仕事の後約束していた内見のお部屋に18時に向かった。
入り口がよくわからず少し遅れ⁨⁩たが、無事に到着できた。

入ったら「靴を脱いで、スリッパに履き替えてね」と言われた。
その女性が玄関にある棚を開けたら、日本のビジネスホテルでもらえるような無料のペラペラのスリッパのようなものがぎっしり詰まっていて、それを袋から出して床に置いてくれた。

靴のまま部屋に入る人もいるような欧米でこの対応はかなり珍しいなと思った。
だからと言って床は超綺麗なわけではなく、裸足や靴下で歩き回るには少し気になるかな、という感じだった。
もしここに住むことになったら家用のスリッパかサンダルを買おうと思った。


そして2人のルームメイトと挨拶した。
1人はメインの賃借人で45歳、IT会社勤務、ビーガン(肉と魚は食べない)、もう1人はイギリスから来た26歳の女性だ。この子は5月にイギリスに帰ってしまうようだ。


そして部屋を案内してもらった。
今私が住んでいるアパートは去年の秋にリフォームして家具も設備も全て新品・新築なのでそれと比べると少しは劣ってしまう。

この部屋の条件を振り返ってみる。

・家具はついているし部屋の広さは今とあまり変わらない。(OK)
・清潔レベルは今の部屋よりは劣るが、でも全然OK
・冷蔵庫、オーブン、食器洗い機、洗濯機はある(でもレンジがない!でもまあOK)
・家賃は今より165ユーロも安い(これはとてもありがたい)
・会社に近くなるし、さらに市街地や中央駅にもかなり近くなる。そして今乗っているのと同じ路線のバスに乗れる。(かなりOK)


家賃が今より100ユーロくらいしか安くならないなら引っ越す必要はないが、165ユーロ(26,000円くらい?)も安くなるのは自分的にはありがたい。
東京に住んでいたときほとんど貯金できなかったので、ドイツで働いているこの時期はガッツリしっかり貯蓄したいという思いがあるし、一方で必要な交際費は使いたいという思いがある。なので固定費である家賃をどれだけ抑えられるかを私はとても気にしている。


部屋を案内してもらった後は、「お茶でもいかが?」と言ってもらい、お茶を飲みながら自己紹介などをした。

いつからドイツ?ドイツ語はどうやって勉強した?仕事は?日本には帰る予定があるか?旅行はしたか?なんで今のアパートを出たいと思ったのか?などなどいろんな話をした。

45歳の女性に「あなたがメインの賃借人️(物件の契約者)ですか?」と聞いたら、「そう、意図せずしてね、、」と言っていた。
本当は自分も数年したら引っ越していく予定だったらしいのだが、仕事や私生活がザールブリュッケンで落ち着いてきたので長く住むことになり、その間に他の人が出て行ってしまったので自分がメインで大家さんとやりとりすることになると言っていた。

その女性は日本に3週間かけて旅行したことがあると言っていた。
東京、京都、大阪、奈良、宮島、広島などを回ってとても楽しかったと言っていた。
「食べ物は気に入りましたか?」と聞いたら
「私はビーガンだから、魚とお肉が食べられないの。だから食べれるものが少なくて少し困ったわ。でもドイツにはビーガン寿司があるから、それをよく食べているわ」と言っていた。

ビーガン寿司というのは、お魚を食べられない人のためにルッコラとかアボカド、マンゴー、こんにゃくなどでできた偽サーモンなどをご飯の上に乗せて食べる料理のことだ。

自分は肉をかなり頻繁に食べるので、「私は肉を普通に食べるけどいいですか?」と聞きたかったが、聞いたらちょっと不利になりそうなのでやめておいた。
ちょっと神経質な人かな?と思ったが、それはケルンで前住んでいた部屋の家主も第一印象はそうだった。それでもかなり仲良くなれたので、今回もいけるはずだ。


会話がまあまあ盛り上がっていたところで、チャイムが鳴って他の人が入ってきた。なんと別の内見者だった。
確かにこの部屋は他の物件の中でも条件がいいので人気なのだろう。
「とてもいいお部屋ですもんね、人気なのはわかります」と言ったら、
「明日も2人の内見者と面接があるの。早くて今週末、遅くても来週の明けには決断して連絡しますね」と言われた。

最低でも今日明日で4人、もしかしたらもっと多くの人と面接するようだ。
かなり厳しい戦いになりそうだが、これは運だから仕方ない。

引っ越せたらいいな〜と思いながら、トボトボ歩いて家に帰った。

天気がいい
私の好きな眺め

そして家に帰ったら、部屋の前で女性と男性が立っていた。
「ハロー?」と声をかけると、
「やあ、君とはアプリのメッセージのやり取りをしていたけど、実際に会うのは初めてだね。大家です。」と言って手を差し出された。

なんと、ルクセンブルクにいる大家さんとその奥さんが部屋に尋ねにきていたのだ。
話を聞くと、私たちの部屋を週一回清掃しにくる掃除婦の女性が「この部屋のアパートは汚い!」と大家さんに苦情を入れたらしく、それで様子を見に私たちの部屋に来たようなのだ。

神に誓っていえるが、私たちのアパートはかなり綺麗だ。

スペインに住んでいる大学の友達が冬に遊びに来た時も、「新築っていうのもあるけど、みんな綺麗に使っているんだね」と言ってくれたし、彼も何回か泊まりに来た時に「君たちは使った後にちゃんと綺麗にするから気持ちいいね」と言っていたのだ。

本当に本当に綺麗なのだ。(信じて!)

だがその掃除婦の女性は何かが気に入らなかったようで、大家さんに苦情を入れたらしい。

元々みんな使ったら拭き掃除をしてかなり綺麗にしておくタイプなので、これ以上何を改善したらいいのかわからなかったが、「キッチンの油汚れを水ではなく洗剤で掃除しろ!」と書かれた張り紙がしてあった。

それはわかったけど、それを要求するならもう掃除婦なんていらないから家賃を安くしてほしい。
これ以上綺麗になったら掃除婦は何もする必要がなくなる。


大家さんは結局玄関前で挨拶しただけで帰ってしまい、詳細はルームメイトから伝え聞いた。

夕ご飯はカルボナーラ

あとこれは大家さんが本当に言ったのかどうかわからないが、ブルガリアのルームメイトが私に「あと、大家さんが言ってたけど部屋に客を招くのもダメだって。だから彼、来週来るって言ってたけど来ないようにしてもらっていい?私はあなたの彼のこと何も言ってないけどね、突然今日言われたの。」と言われてしまった。ガーン。

大家さんはルクセンブルクに住んでいるので彼がこの部屋にくることなんて知らないだろうし、今回部屋に尋ねに来たのは掃除についての相談のためなので突然大家さんが来客のルールについて言及したというのは信じられない。

これまではOKだったのに、いきなり禁止と言われてショックだった。
でもルームメイトはやっぱり彼がくるのが嫌だったのだろう。2ヶ月に1回(2泊)くらいだから許して欲しかったのだが、、ぴえん

でも、まあ嫌なら仕方ない!その気持ちは理解できる。
女性だけのアパートだし、ルームメイトが全員親友でそのパートナーとも知り合い!とかならわかるが、残念ながらそうではないので居心地が悪くなるのも当然だ。

というわけで、4月5月は彼がザールブリュッケンに来てくれる予定だったのだが、それがダメになってしまったのでまた私がケルンに行くことになってしまった。


今後はどうなるかわからないが、ひとまずは今日内見した部屋、まあまあ良かったからそこに引っ越せたらいいな、、

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