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ドイツ生活272日目 2023/12/10 ハイデルベルグ・マンハイム

今日は日曜日!クリスマスマーケット巡りの旅2日目!
本当は今日、シュトゥットガルトからカールスルーエを経由してフランスのストラスブールに行く予定だった。
ストラスブールはフランスだが、ここでもクリスマスマーケットがとても有名だと聞いていたので行くのを楽しみにしていた。

昨日は電車にたくさん乗ったが遅延や運休はほとんどなくてラッキーだったが、今日は少し不安だったのが的中した。
なんとシュトゥットガルトとカールスルーエの間の線路で人身事故があったらしく、その方面の電車が全部遅延または運休になっていた。

昨日のうちにどの電車に乗るか決めていたのだが、その電車は告知もなくアプリの時刻表からちゃっかり削除されていた。

友達は「昨日遅延がなくてラッキーだ!って言ってたのはそういうことだったんだね、、」と納得している様子だった。
これがドイツ鉄道だ。

シュトゥットガルト駅は工事中だ

友達はフランスに行くのを楽しみにしていたので申し訳ないが、遅延や運休がどれだけ続くかわからない中移動するのは時間が勿体無い。
なので予定を変えて家に帰る方面にある別の都市に行くことにした。
ハイデルベルク、マンハイムに行ってみることにした。

とりあえず電車に乗ろう

電車の中では大学時代の話をしたり、仕事の話、日々の話、将来の話などなどいろんなことを話した。
友達が「海外に来てからLet it go(執着せずに手放す、現実を受け入れる)ことができるように訓練している」と言っていた。
自分がどうしてもやりたい!と思っていたことでも、何か他の事情に阻まれたら諦めて手放すことができるようになってきたと言っていた。

確かに私もドイツに来てから電車の遅延、荷物の受け取りの大変さ、外人局の仕事の遅さなどに悩まされてきた。
日本だったらクレームを入れたりしていたかもしれないが、ドイツではこうした不便さが当然のことのようなのであまり声を上げる人もいない。
私も知らず知らずの間に「期待しすぎない、諦める」ことを学んだのかもしれないと思った。

窓から見える街が綺麗

ストラスブールで美しい街並みやクリスマスマーケットを見ることは叶わなかったが、その代わりにハイデルベルクという街に来ることができた!
クリスマスマーケットはドイツのどこにでもある、まるで期間限定のコンビニエンスストアのような存在だ。
どんなに小さな街でも、その街の中心地に行けば必ずクリスマスマーケットがあるのだ。

そしてハイデルベルク駅で降りてバスに乗る。

駅のアートがとても綺麗

ハイデルベルク中央駅からクリスマスマーケットに向かうバスは満員だった。すごい人の量で、うっかり友達ともバスの車内ではぐれてしまった。
LINEで降りるバス停を確認しあって、なんとか降りることができた!

小さな教会の近く

クリスマスマーケット到着!!!!
食べ物は基本どこに行っても似たようなものばかりだが、雑貨はたまに現地の作家さんや可愛いお店が出店したりしていて面白い。

なんとアジア?で製本されたノートブックを売っている最高のお店があった。
何か買いたいなと思ってずっと眺めていたのだが、結局買わずに帰ってきてしまった。
ドイツに来てから相当財布の紐が固くなっている。

可愛すぎる
素敵なノート

友達が昨日から気になっていたという、白ワイン+卵白を混ぜたお酒。
ちょうど試飲をしていたのでもらってみることに。

卵白のお酒…?

飲んでみたら、とっても強かった。
少し甘くてトロッとしているが、卵白のイメージが強すぎて私は少し苦手だった。日本酒のようなツン!とくる感じがあった。

これはきっと水やサイダーなどで割る前提で作られているようだった。
もしかしたら屋台で売られているお酒はこんなに強くないのかもしれないが、試飲でちょっとショックを受けた友達は諦めたようだった。

マジパンとヘーゼルナッツチョコレートのペーストの試食があって、お兄さんがたくさん食べさせてくれた。

買わなくてごめんなさい
オーナメントのお店は当然
ガラス細工

友達はドイツに来たからにはいろんな種類のソーセージを食べたい!と言っていたので、昨日に引き続き今日もソーセージを食べた!

長いので二つに割ってくれていた

そのあとはグリューワインの赤と白を一つずつ注文して二人で半分ずつ飲んだ。

可愛いマグカップ

おばあちゃんがゆっくり接客してくれて、なんだかほっこりした。
グリューワインといえば赤ワインのイメージが強いが、やっぱりシナモンなどが効いていて若干強く感じる人も多いはず。そういう人は白のグリューワインを頼もう!
少し甘口のワインを使っているのか、果汁やスパイスが入っているのかはわからないが、フルーツの甘さがほんのりしておいしかった。
赤のグリューワインは冷めてしまうと少しきついが、白のグリューワインは冷めても普通の白ワインとして楽しめるのが良い点だと思った。

そしてお昼ご飯にはドイツの名物ジャガイモ料理を2種類注文した!

豪華だ

まず一つ目が写真の奥にあるKnödel(クヌーデル)という料理で、古くなったパンを細かくしてジャガイモと一緒にこねて、それを茹でるというものだ。古くなったパンをジャガイモと一緒に食べる、という発想がドイツ人っぽくてなんだか好きだ。本当に強い力でこねられているのか、スプーンで割ろうとしたら生地がスプーンにねっとりとひっついて離れなかった。その上にはマッシュルームがたくさん入ったソースがかけられていてとてもおいしかった。
手前にあるのはKartoffelpufferと言って、Reibekuchen(ライブクーヘン)とほとんど同じ食べ物だ。前にお家で作ったり、ケルンでも食べたことがある。

だが今回ここで食べたものは、中が本当にふわふわしていてとってもおいしかった!二人で感動しながら食べた。
ジャガイモをとても細く切っているのか、生地に何か特別な材料が使われているのか、わからないが今まで食べたライブクーヘンの中で一番美味しかった。

お腹を満たした後は、また雑貨屋さんを巡った。

可愛いキツネと性格の悪そうなキツネ🦊
フェルト雑貨のお店

グリューワインはほとんどのお店がサーバーでカップに入れていたが、一つだけ大きな鍋で作ってお玉ですくって注いでいるお店があった。
こういうお店の方がなんだか雰囲気があって素敵だ。

手前に見えるのがさっきの卵白のお酒だ

クリスマスマーケットを見た後そのまま駅に戻ろうとしたが、市街地の建物がとても美しかったので散歩することにした。

ハイデルベルクはドイツのドイツの西側にある

ハイデルベルクには14世紀に創設された世界最古の大学、ハイデルベルク大学があるらしく、街も古い建築が多くて素敵だ。

日曜だが人が多い
街並み
なんと市庁舎だ
城塞がある

クリスマスマーケットの端っこの方に、石鹸屋さんがあったので見てみた。
最近シャンプーや洗顔を固形石鹸に変えたばかりで、石鹸に興味があるのでお店があったらよく見ているのだが、ここで売っている石鹸は全てがいい匂いで感動した。
何十種類もの石鹸が売っていたのだが、それを友達と端から端まで全部嗅いだ。

見た目も素敵

石鹸を嗅ぐたびに「うおお〜!めっちゃいい匂い!」と言いながら嗅いでいたのでお店の人が笑いながら説明してくれた。
フランスで作られた石鹸のようだ。
余計なパッケージなどがないのがヨーロッパっぽくて素敵だ。

30分弱にわたって厳選した結果、私がふたつ、友達がひとつ買って帰ってきた。


そして最後はマンハイムという駅に向かった!
ハイデルベルクからたったの15分で到着した。
二人とも疲れ切っていて、たったの15分だがお互い爆睡してしまった。

マンハイム駅!

少し暗くなってきてクリスマスマーケットにはぴったりの雰囲気だ。
ハイデルベルクよりも人が多い気がした。やっぱりクリスマスマーケットは暗くなってからが本番だ。

素敵な屋台
おいしかったサラミの試食コーナー

昨日今日と、ソーセージ、ジャガイモ、マッシュルームなどドイツの名物料理を食べまくった。
晩御飯は家で食べるので、最後に何か甘いものを食べよう!ということでクレープを食べることにした。

チョコバナナを注文した

チョコバナナクレープは安定の美味しさだった。
疲れていたところに甘いものを食べたのでお互い少し元気が出た!
本当はもう一つ移動して別の街を見ようとしていたのだが、時間的にも体力的にも限界だったのでこれで帰ることにした。

グリューワインやアルコールなしの子供向けグリューワインなどを何杯も飲んだので、最後はちょっと違うものを飲みたいね、ということで旅の終わりはホットチョコレートにした!

クリーム付き

店員さんがストローを差してくれたので、ストローで飲んでみたら激アツのココアが口に飛び込んできて、早速舌を火傷した。
なんということだ

以前歯医者さんに「あんまり飲まないで」と言われてからは甘い飲み物はあまり自分からは飲まないようにしていたが、やっぱり疲れている時に飲むホットチョコレート(ココア)は美味しい。

ザールブリュッケン、シュトゥットガルト、エスリンゲン、ハイデルベルク、マンハイム、となんと5つのクリスマスマーケットを見た怒涛の週末だった。

友達はスペインに住んでいるのだが、スペインにはクリスマスマーケットというものはないらしく、「ドイツのクリスマスマーケットに行ってクリスマス気分を存分に味わいたい!」と言って来てくれて、今回はその欲望を完全に満たすことができたようだ。
それどころか「もうクリスマスマーケットはお腹いっぱい。つまり満足したってこと!」と言っていた。私も同じ気分だ。

マンハイムまたね

そして帰りは1時間半の電車に乗ってマンハイムからザールブリュッケンまで帰ってくることができた。
旅行中は野菜を食べることがほとんどできなかったので、家に帰ってお米を炊いてサラダとお肉のピリ辛炒めを作って食べた。

美味しすぎた

やっぱり日本人だからか、結局はこういうものを食べるととても落ち着く。
とにかくいっぱい喋っていっぱい食べていっぱい歩いた二日間だった!

2人ともとっても疲れていたので泥のように眠った。
明日仕事があるのが信じられないが、頑張るしかない、、

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