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フェティッシュな写真を撮っています

わたくしはすでに仕事を持って20年やっているので専業フォトグラファーになる道は逃してしまったんですが、割と真面目に写真には取り組んでいまして、この3年ほどは「ラバーウェア(ラテックスウェア)」という特殊なジャンルの衣裳をフィーチャーした撮影をしています。
わかりやすい例だとレディーガガやケイティ・ペリーなどが衣裳として着ていたと思います。
大手の広告撮影とかと比べたら百分の一の規模にもなりませんが、毎回自費で予算編成して制作体制だけはしっかりやりたいと考えているので自分で撮影する場合と都度に加わってもらうフォトグラファーとで現場を組んでやってます。
で、撮ったらいわゆるZINEってやつですか? 紙の媒体にまとめて限定量を販売してます。

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撮っている写真のジャンルはいわゆる「フェティッシュ」というやつです。みなさんお好きなフェチとも言い換えられるやつです。
ただ、大衆化してしまったフェチが指し示すところの尻や脚だとかそういうパーツへのマニアックではなく、衣裳やその素材、またはシチュエーションや世界観など少し文学的なのかもしれませんがそういう方向のものです。
遡るとヨーロッパあたりから輸入されてきた概念ですが、日本にも昔から「執着」とか「こだわり」みたいな言葉で処理されてきたものじゃないでしょうか。

フェティッシュという分野は、その素養がない人が撮れば単なるハイファッションや現代美術のようになってしまったり、むしろ安っぽいポルノとかになりやすく、その素養に沈みきった人だと真面目にやってるのかと疑われるような珍奇なものから不快感を催させる異常性愛嗜好のようなディープすぎるものになりバランスが難しいです。
趣味に走りすぎると完全に自分の世界になって誰もついて来られなくなってしまいますね。
正直なところパリコレだとかVOGUEのグラビアだとかは完全にフェティッシュな領域に生息していると思います。

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ひとまず、わたくしはそういうやや変わった領域で写真を撮ってなんらかのかたちで発信をしています。
可能な限り商業媒体と遜色がないぐらいまでしっかり作りアウトプットし続けることで「フェティッシュな写真ってこういうものか」と誰かしらに刺さればそれでいいかなと思っています。
今後はそういった活動を通じて感じたり思ったりすることなども発信していこうと思っています。


ちなみに、カメラはSONY α7シリーズを使っています。機材の話には一切興味はありません。

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