春フェスでハルカミライとそのファンに面食らった(出会った)話
(2022年5月10日執筆)
先日、人生初の春フェスに参戦してきました。
5月1日にVIVA LA ROCKへ、4日・7日にJAPAN JAMへ。
たくさんの感動と興奮があり、書きたいことが募る中で、特筆していち早く残しておきたいのがハルカミライの話です。
上記の日程のうち1日と4日はソロ参戦だったため、転換時間で各ステージの感想を簡単にツイートしていました。
冷静に簡潔にを心がけていたのですが、ハルカミライ直後のツイートは…。
↓↓↓
リハで次はパンクロックが来るぞって轟音ぶち鳴らすハルカミライ。とか呑気に書いてたけどどうしようハルカミライに出会った、出会っちゃった。このファンあってこのバンドはここまで来たんだって泣いちゃった。だめだ私の今日のビバラ、全部このステージに掻っ攫われるかも。#ハルカミライ #ビバラ
読んでいただくとわかるように、かなり動揺しています。
そもそもハルカミライのライブパフォーマンスを観ること自体、この日のビバラが初めてでした。
事前情報といえば、『ピンクムーン』がお気に入り、今年3月に発売された最新アルバム『ニューマニア』とそれに伴うROCKIN’ON JAPAN4月号のインタビューチェック済み、高校の同級生がよくストーリーにあげているバンド、といった”どにわか”状態。
ファーストインパクトを大事にしようと、しっかり予習はすることなく初対面を迎えます。
リハの時点でビリビリと空間が揺れており、直感的にとんでもないパンクがやってきたと感じました。
それに呼応するように一斉に手を掲げるファンの姿が目に入ると、もうこの時点で心を完全に奪われていたように思います。
実際転換で移動中の人たちも、無視できないその音の圧によりステージに目と心を向けていました。
”ただ僕は正体を確実を知りたいんだ”
なにより私の心を射止めたのは、1曲目『PEAK’D YELLOW』の歌い出し。
4人の声だけが、2万人の空間に響き渡る。
鳥肌が立ち、初めて聴くなんて関係なしに胸を打たれました。
久しぶりにこんなに熱くて真っ直ぐで飾らないバンドサウンドを浴びて、涙腺がひどく緩い私は「昔から追ってたファンです」といった風に泣いていました。
盛り上がりを見せる会場を200Lvから観渡し、「この人たちがハルカミライをこの大舞台まで連れてきたんだ」と感傷的にまでなりました。
これほどに今日まで印象深く鮮明に残っているのは、バンドだけでなくそれを取り囲む環境ごと目の当たりにしたからです。
正直、面食らいすぎてその後のことは鮮明に覚えていません。
気づいたら橋本さんが上裸で旗を掲げているし、ギターが下手に転がっているし、ベースがシャウトしているし、ドラムまで服を脱いでいる。
きっとしっかり予習していても、この生のアクトにぶん殴られ何も意味をなさなかっただろうな、と思います。
サブスクでジャンルも時代も国も飛び越え音楽に出会える時代に、ライブで出会えた。
その場に足を運んだ人にしかわからない形で好きになれた。
その事実が何より誇らしく、音楽好きとして冥利に尽きます。
あの日からプレイリストを作り、ライブ映像を探し、彼らの曲を聴いています。
でも、やっぱりあの熱量と叫びと即興感は味わえない。
またライブに行きたい、ライブで彼らを、曲を好きになりたい。
そう思う日々です。
ちなみに単純なので、今月のLINEのプロフィールミュージックはハルカミライにしました。
ハルカミライについてのライブレポを書く日が、どうか早く来ますように。
十二分に心を掴まれたけれど、まだまだ出会ったばかり。好きになる余地しかないです。
ここまで読んでくださった方に、春フェスに関わった全ての方に、
何よりハルカミライに、心からありがとうと言わせてください。
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