Izumo no Tamer(2)

これは、1人の少女がのちに伝説のテイマーとして名を馳せる、その始まりの物語。

少女は街で奇跡に出会う。

その奇跡は大変押しが強く、少女の運命を勢いよく回し始める。

今まで考えてもみなかった、触れもしなかった体験が、目まぐるしく少女の傍らを通り過ぎる。


そんな、むかしむかしの物語。

††††††******††††††******††††††******††††††******††††††******††††††


前回のお話

ユキさんの家に泊まらせて頂いた。

一夜明け。

少し肌寒い。そうか、ここは森の中か。
カーテンの隙間から見える外は薄らと白んでいた。

霧のような靄のような…森の端っこが見えない。


…コンコン…

扉をノックする音が聞こえる。

「おはようございます、ハーネラさん。もう起きていらっしゃいますか?」
凛とした声でユキさんが私に問いかける。

「あ、はい、おはようございます。今起きたところです。」
冒険者の朝は早い。例に漏れず私も朝は強いほうだ。

「出かける準備を進めてください。少し喉を潤してから、朝食はブリテインのブルーボアでいただきましょう。」

「ブルーボアですね、分かりました。すぐに準備します。」

着替えだけ済ませ、1階に降りる。

「おはようございますユキさん。昨日はごちそうさまでした。あとベッドも貸していただきありがとうございます。あの・・顔はどこで洗えば・・?」

「家の裏手に洗面道具と、井戸がありますのでそちらを使って大丈夫ですよ。」

「はーい、少し行ってきますね。」

外に出ると井戸はすぐに見つかった。
やっぱり少し肌寒い。でも雪は積もっていないし暖かい地方なのかな?そもそもここはどこなんだろう?
そんなことを考えながら準備を整えた。

「お待たせしました。いつでも出発できます!」


「そういえばハーネラさん、今秘薬をお持ちですか?もし持っていなければこちらを携えておいてください。」

ユキさんはそういうと、私に小さな秘薬袋を渡してきた。
「これは頂いてもいいんですか?」

「大丈夫ですよ、そのうちに賢い買い物の仕方もお教えしますね。では袋の中にあるルーンを取り出してみてください。」

私は秘薬袋の中を探る。あったあった。

「はい、取り出しました。これをどうしますか?」

「ハーネラさんはリコールの魔法は使えますか?実はそのルーン、昨日ペットを預けた厩舎の近くでマークしてあります。ですから、リコールで飛んでみようということです。」

リコール。魔法スキルの4thに属する移動魔法だ。もちろん使い方は知っている。知っている、が。使ったことはない。

だってそりゃそうでしょう。
私、6thのマークの魔法なんて使えないし、魔法の師匠がいないので、そもそもマークされたルーンを持ってないし。

「リコールの魔法は使ったことはありませんが、たぶん大丈夫です。」

「そうですか。では、こちらの荷物を持ってリコールをしてみてください。」
そういうと、ユキさんはやたらと重そうな袋を渡してくる。

ズシン・・・

(お、重い・・・何が入ってるんだこれ・・・とりあえず呪文の詠唱だ。)

「Kal Ort Por。」私はルーンを左手に持ちルーンに意識を集中させる。
ブッシュー…

「あれ?ダメだ。失敗した。どうしてだ?呪文が間違っている?」

「それはですね、ハーネラさん。自分の持てる重さ以上の物を持っているときには、移動魔法の使用が制限されるためです。では、続けて2thのストレングスの魔法を自分に使ってみてください。」

コクリとうなずき、私は言われるままに呪文を唱える。

「Uus Mani。」
今度は自分自身を意識して呪文をかける。

魔法は習熟すればするほど発動率が上がる。同時に魔法への理解度も上がる。理解度とは知性評価というスキルに関連しており、逆もまた然り。その知性評価が上がれば、攻撃魔法の威力が上がったり力を上げ下げする魔法の威力も上がる。

さりとて、こっちの魔法は成功した。自分の体に力が漲るのが感じられる。

「大変結構です。ではその状態でもう一度リコールを使ってみてください。」

「Kal Ort Por。」私は再度呪文を唱える。

瞬間、昨日の厩舎の前に移動していた。
「あ、出来た。そうか、そういうことか。自分が持てる荷物の上限を上げればいいのか・・・なるほど・・・。」

「そうです、その通りです。」
いつの間にかユキさんも到着していた。

「ハーネラさん、戦闘中に魔法で力を下げられ、荷物の重さで身動きが出来なくなった経験はありませんか?少し意地悪な聞き方をしましたね。恐らくありますよね。良くある話なので確信しています。」

「はい、欲張った結果何度も…覚えがあります。でも、今のやり取りで分かりました。力を下げられてしまったら、自分の魔法で力を上げてしまえば、トラブルが回避できると思いました。」

「ハナマルです。魔法は攻撃だけでなく、補助的な魔法により状況の打開に繋がることが多々あります。魔法への理解度を、もっと深めていきましょうね。ではその荷物はこちらで預かります。さあ、朝食にしましょう。」

そういうとユキさんは私の手から荷物を『ひょい』と取り上げる。

いま、ひょいって持って行った。ひょいって。
え?ゴリラなの?ユキさんって麗しのゴリラなの?


「ハーネラさん?メイジは戦士の方々よりも持ち歩くアイテムが多いのです。大量の秘薬、回復用のワンド、装備、ポーション。それに私は布と裁縫道具、包帯も持っています。分かりますね?」

あっこれ、何を考えていたかまたバレてーら。失礼しました。

††††††******††††††******††††††******††††††******††††††******††††††

ブルーボアに入るとそこそこの客入りだと分かる。
あれはマーチャントかな?あれはフィッシャーマン。冒険者ぽいのもいるね。

注文をして結構なボリュームの朝食を摂り始める。

「ハーネラさんは、ブリテインを拠点に生活しているのですよね。」

「そうです。昨日も話したと思いますが、宿屋やご飯どころも多くて、何より秘薬の購入先も多いので。」

「なるほど。それでは、宿屋に置いてあるハーネラさんの荷物を回収したあとに、派閥ベンダーを覗きに行きましょう。」

「派閥ベンダー?ですか?それは何ですか?」

「そもそも、ハーネラさんは派閥というものをご存知ですか?」

派閥。少しだけ知っている。4つの派閥に属し大規模な戦闘で貢献できる、みたいなものだったはずだ。

トゥルーブリタニアンのTB、ミナクスMX、シャドーロード派のSL、そしてメイジ評議会COM。
こんな大まかなことしか分からないぐらいにはこれまで縁がない。

「少しだけです。4つあるとか本拠地がどこか程度ですね。」

「大まかにはそれで大丈夫です。私たち『魔術師の宴』では派閥戦争への積極的関与はしておりません。ですが派閥ベンダーの利用は推奨しています。派閥ベンダーは、街を統治している派閥が自由に物の値段を決めることができると、ざっくりいえば安く買い物ができるといったところです。勿論、これらのベンダーはフェルッカ側にしかいません。」

なるほど。賢い買い物っていうのは、当たり前だけど安く仕入れるってことなんだろうね。

朝食を終え、宿屋で荷物を回収した後、ユキさんと街外れに移動する。

「ここからゲートでフェルッカへ向かいます。場所は同じくブリテインです。さて、なぜ街外れまで移動したか分かりますか?」

ユキさんから質問される。

「自分に置き換えたらと考えての回答なんですが、間違ってゲートに入る人がないようにですかね?ブリテインは人も多いですし、初心者も多いので。」

ブリテインの街中の道は広い。徒歩で移動している者も居れば乗り物に乗っているままの者も居る。それこそ、街中で派閥戦争をおっ始めることができるぐらいには広いからね。

「私好みの回答です。余計な気遣いと言ってしまえばそうなんですが、魔法は便利な反面、非常に強力です。現に召喚魔法や範囲攻撃魔法は街中で使うことができません。ですから、魔法を使う際にはよく考えて使うように心がけてください。」

確かにそうだ、と私も納得する。

ユキさんはゲートを開く。いつも見るゲートと違い赤いゲートだ。少し緊張する。

「因みにですが、後から尾けてくる人を防ぐと言った意味合いもありますよ。」

そういってユキさんはゲートの向こう側へ消えて行った。


††††††******††††††******††††††******††††††******††††††******††††††

辺りの風景はほとんど同じだ。ここは動物の皮を売っているお店だな。

「ではハーネラさん、お店で取引されている『皮』を250枚購入してみてください。こちらが代金です。」

現金を受け取り品物の値段を確認する。

皮1枚2gpだと…?
通常は12gpぐらいじゃないか…?安い、これは安い。

「ユキさん、この値段…。」

「びっくりしますよね。買い物は普通に出来ますのでどうぞ購入を。」

私はおっかなびっくりしながら、購入契約を結ぶ。

「お嬢ちゃんたち、まいどあり!」

と店主が言った瞬間、足元に大量の皮が落ちる。

ドスン!

あっ


「ふふ。重たいものを大量に購入するとバッグに入れられず足元に落としてしまうのです。特に木材や動物の皮は重たいのでこうなりますので、派閥ベンダーを利用する際にはご注意くださいね。」

初めて知った。
狩りをして動物の皮を集めることはあるけど、重くなったらすぐに銀行まで戻って保管するから。

「動物の皮は、一旦鋏を入れることで軽くなります。この通り。」

うんうん。それは私でも知っている。

ん?

素材に鋏を入れる際には、バックに仕舞わないと出来ないのにユキさんはあっという間に皮を加工してしまった。

「ちょっとしたコツがあるのですよ。裁縫師の嗜みです。残りの皮も購入してしまいますね。少しお待ちを。」

え?ユキさんまだ持てるの?
え?本格的なゴリラ説?

「ハーネラさん?」

眼から圧が迸る。ひえっ…

ユキさんが購入契約のサインをする。

足元に大量の皮が…

落ちない!?

「ちょっとしたコツです。派閥ベンダーを利用する人の嗜みです。」

あ、さっきと少し違う。などと冷静に考えていると、ふと思い出す。あれ?このままじゃユキさんは動けないよね?

「さて、購入を終えたので銀行にいきましょう。今回はデルシアへ行きます。」

どうやって?デルシアってどこ・・?

それよりも!
それこそさっきの話であったように、超荷重での移動魔法の制限があるはず。

ユキさんは徐にゲートを開く。青いゲートだ。
ゲートを潜る瞬間、ユキさんは何かのバッグを一瞬地面に置きすぐさま持ち上げてこう言った。

「魔法使いの嗜みですよ*smile *」

そしてゲートの向こうに消えて行った。

えええ・・・


††††††******††††††******††††††******††††††******††††††******††††††

ゲートの向こうでは、街というよりも村といったほうがしっくりくすような街の風景が広がっていた。
遠くから微かに、牛や羊の鳴き声が聞こえる。ザ・牧歌的。

「ハーネラさん、ここはデルシアの街です。とてものんびりとした雰囲気でしょう?50年ほど前に発見された『ロストランド』にある街の一つです。ハーネラさんのオスタードもロストランドで捕まえたのですよ。他にも乗れるラマや、もっと凶暴なオスタードも居ます。テイマーの訓練を行う際に、よく来ることになると思いますので覚えておいてください。こちらがルーンです。」

いつもよりも、やや高いテンションでユキさんが捲し立てる。

「そうそう。ロストランドを歩いているととても大きな塔が見つかるかもしれませんが決して近づいては行けません。イビルメイジタワーと言って、邪悪な魔法使いの住処だそうです。私も見たことはありませんが、以前アシュラムさんがニコニコしながら話していたので、恐らく相当危険と推測されます。」

アシュラムさん、昨日ユキさんからお名前は伺っているけれど、どんな人なんだろう・・・メチャクチャ怖いんだけど・・。

「さあさあ、次に移動しますよ。」

そういうと、ユキさんはいつの間にか荷馬を3匹つれて歩いている。

「次はどちらに行くんですか?それにこの子達は?」

「この子達には、先ほど購入した皮と以前購入していた皮を持ってもらいます。銀行に預けている皮が増えてきたので、エティリーズさんのお店に運搬をします。」

「エティリーズさん・・。ギルドのメンバーの方ですか?」

「ご明察です。エティリーズさんは私とは違い、『魔術師の宴』専属の生産者で、ご自分のお店も持たれている方ですよ。ギルメンはアイテムの知識をエティリーズさんから教えてもらうぐらい深い知識と確かな腕をお持ちです。」

ほへー・・ほへー・・

ほへーしか言えない。

「ハーネラさん、出発しますよ?あなた達もいくわよ、『All Follow Me』。」

ヒヒーン(1匹目)、ヒヒーン(2匹目)、ヒヒーン(3匹目)、ブルルルッ(!?)。

なんか野太い声が聞こえたと思ったら遠くの厩舎から、物凄い勢いで黒い塊が迫ってくる。

でかっ!怖っ!!眼、赤っ!!

「ああ、そのうち紹介しますね、この子はナイトメアのボロミア。私の相棒です。主に護衛が必要なときに連れていく子です。多少気が荒いので、不用意に触らないようにお願いしますね。」

「あ、はい。まだ無理です触りません。」

そうユキさんに応える私。

ボロミアさんはというと、不思議なものを見るような眼で私を見ている。すると、私を怖がらせないようにか、若干距離を取るように離れていった。

††††††******††††††******††††††******††††††******††††††******††††††

ところ変わって、私たちは木造の、いわゆるログキャビンの家の前にいる。ベンダーは居ないようだ。

「すぐ横に大理石造りのお店があるでしょう?あちらがエティリーズさんのお店です。そしてこちらはエティリーズさんの妹、イサリーズさんのお家です。」

また新しい名前が出てきた。
エティリーズさんが生産者で、イサリーズさんはその妹さん。

「お家には居ないようですね?お店の方に行ってみましょう。」

すぐ隣のお店には、ベンダーが5人並んでいる。みんなお揃いの衣装だ。そのベンダーの内一人がこちらに気が付いて声をかけてきた。

「ユキ、アイテムの納品か?今日は皮だったかな。その箱に入れてくれ。」

みんなベンダーかと思ったら同じ衣装を着た推定エティリーズさんだった。

「エティさん、こんにちは。まずは挨拶からだといつも言ってるでしょう。今日は新しいギルドメンバーのご紹介も兼ねて伺いました。」

「おお、すまんな。こんにちは。で、その子が新しいメンバーだな?むむ、駆け出しのメイジってとこか?宜しくな。名前は?」

「ハ、ハーネラと申します。お見知りおきを・・。」
間近で見ると、エティリーズさんは歴戦の戦士もかくやといった体格をしている。ムッキムキ。

「はっはっは!こんなナリだが生産者だからな!よろしくな!」

私の手を取り、ブンブンと振り回す。見た目通り、ちからつよっ!

「もうすぐイサのやつも戻ってくると思うぞ。待っている間、ベスパー特産のはちみつ入り紅茶を振舞ってやろう。家に行くぞ。」

後から聞いたけど、エティさん(こう呼べってエティリーズさんが言った)は、鍛冶・裁縫・大工・細工・料理・調合のグランドマスターだそうだ。音楽と魔法も少しかじっているそうだ。ギルド称号は『Crafter』。まさに職人だね。

もうすぐ家につくといったところで、すぐ近くにマナの揺らぎ。

「わぁ!びっくりした!あ、ユキ姉!おはよー!なんかぞろぞろといるね!」

その場が一気に賑やかになる明るい大きな声が、ベスパーの森に響き渡る。

「イサさん、こんにちは。もうお昼ですよ。ちょうど良かったです。イサさんにも昨日ギルドに加入したハーネラさんをご紹介しますね。」

「あっはっは!いいのよ私は、いつもおはよー!新しい自分にこんにちは!お?ハーネラさんだね!よろしく~。私はイサリーズ。イサって呼んでね!」

「ハ、ハーネラと申します。昨日ギルドに加入させて頂きました。宜しくお願いします・・。」

ユキさんとは違った意味で圧が強い。
あと、声が大きくてとても元気な方だ。

これもあとで聞いた話だが、イサさんの職業はバードだそうだ。
イサさんが奏でるのは『扇動』スキルで、敵同士を戦わせるといったものらしい。楽器はタンバリン。『片手でも演奏できるから好き!』と本人談。

正直、一番似合ってる楽器の気がする。

イサさんの演奏は、エティさんの作ったタンバリンを使っているらしく、『これが一番しっくりくるんだよね!』とこれも本人談。

イサさんの称号は『Conductor』。なんかカッコいいね!

「エティ兄!喉が渇いちゃった!はちみつ紅茶を淹れて~!」

うんうん、喉も乾くだろうね。

「ああ、今淹れるところだから、取りあえず中で休憩しよう。ユキたちも中に来るといい。」

そうして私たちは、イサさんのお宅にお邪魔するのであった。

荷馬はちゃんと繋いでるよ!
ボロミアさんは、荷馬を守るように佇んでるけどね!



・あとがき

いかがでしたでしょうか。
調子に乗って2作目です。

私のUOプレイの基礎部分は、ほぼすべてがギルドメンバーから教えて頂いたものです。

作中でユキさんが使っていた3つのコツについて、昔から遊んでいるプレイヤーなら、なんとなく覚えていると思います。

一つ目のバッグに入っていない皮を一気に切る方法は、
・ハサミWクリ
・ターゲットを床に落ちた皮に
・もちろん切れないが、その後皮を全部持ち上げて「ラストオブジェクト・ラストターゲット」のマクロを使う

これで最大荷重を超えてもバッグ内に収まります。

2つ目の床に落とさずに皮をバッグに入れる方法は、
・購入したいものをベンダーから選択する
・通常は、最後にサインをして取引完了ですが、サインが書き終わる前にバッグの中にある別のバッグを持ち上げると何故かその持ち上げたバッグに購入したものが入ります。

3つ目の持ち運べる限界を超えているのにゲートで移動できてしまう方法は、
・いわゆるゲート輸送というテクニック
・一旦重たい荷物を床に置く
・銀行等にゲートを開ける
・ゲートに入らない距離まで離れてからゲートをWクリする
・ゲートの近くまで戻り、荷物を持ち上げた状態で「ラストオブジェクト・ラストターゲット」のマクロを使うことでゲートを潜ることが出来ます。


もう全部出来なくなってしまいました。
とても残念😢

今の自分との細かな共通点としては、Ishtarが使う楽器はイサさんと同じタンバリンを愛用しています。飛鳥に来てからは、オサフネ印のタンバリンを愛用しています。(shamer'sさんいつもありがとうございます。)

前回のあとがきでは書きませんでしたが、ユキさんが引退されるときはYukiの銘入りの洋服を、エティさんが引退されるときはエティさんの銘入りタンバリンを頂いており、飛鳥に現存しています。

また、よく使う挨拶の「おはよー」もイサさんの影響かも知れません。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?