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保護猫たち

私は保護猫ボランティアをやらせてもらってます。

とはいえ、月に2回、シェルターで猫さんたちのお世話をする程度。
スタッフさんたちの中には、ほぼ毎日お世話や地域猫の餌やりなど
人生の全てを猫さんたちに捧げているような方もいらっしゃいます。
本当に頭が下がります。

保護猫さんたちは、野良出身の子達なので、
基本的に人慣れしていません。

なので、目が合えば「シャー!!」と威嚇されるのは当たり前。
ちょっと近づくとネコパンチが飛んでくることもあります。

しかーし、そんなことでスタッフさんたちはめげません!
むしろ「怖い思いしてきたんだね、ごめんね」と、
それはそれは慈愛の心で猫さんたちに接します。

もちろん、引っかかれたりしたら痛いし
パンチ飛んできたら「ひゃぁ!」とビビります。

それでも、猫さんたちが許してくれる距離まで近づき
ゴハンをあげたり声をかけたりします。

猫さんたち、ちゃんとわかるんです。
ここは優しい人たちばかりなんだ。って。

保護されたばかりの時は、恐怖でシャーシャー言ってても
徐々にシャー。。くらいになったり、
目を合わせなければ何も言わずにいてくれたりします。

言葉が話せない分、本当に態度でよくわかります。
心開いてくれてきた、許してくれてきたなぁ。。って。

喜びや嬉しさもあるけど、
悲しさもちゃんとあります。

つい2か月前まで普通に元気だったのに
突然、弱り始めて衰弱し、旅立ってしまう子もいます。

スタッフさんたちは少しでも幸せでいられるように
全身全霊をかけてお世話をします。

それでも寿命は終わります。
仕方ないことなのです。

でも、思うんです。
猫さんはとても幸せに最期まで生きることが出来ただろう。って。

保護されて、ゴハンをいつでも食べられて、
空調の効いたお部屋で、ゴロンと寝転んで、
名前を呼んでもらって、可愛いね、と褒めてもらえる。

具合が悪くなれば、病院に連れて行ってもらい
治療や投薬して、少しでも症状がラクになるようにしてもらえる。

そして最期は看取られ、お別れする。

中には「余計なお世話だ!」って思う猫さんもいるかもしれない。
そうだとしたらごめんなさい。

でも、
スタッフさんたちは皆、君たちの事を本当に大事に思ってて
心から愛して、一日でも幸せな時間を過ごしてほしい。
できることなら、里親さんとご縁を結んで、
めちゃくちゃ可愛がられて愛されて生きてほしい。

そう本気で思っています。

猫たちには何の罪もありません。
ただ、愛されるためだけに生まれてきてます。

保護猫シェルターでは、里親さんを募集しています。
もちろん、里親になるには厳しい条件があります。
それは猫さんを守るためであり、命を預かる覚悟を持ってもらうため。

もし、猫と暮らしたい。
そう思う方がいらっしゃったら、
保護猫で検索してみてください。

あなたと家族になりたい。
そう思っている猫さんが待っています。
そんな猫さんと出会ってあげてください。

お願いします。