日本選手権のタイムテーブル変更を考察する
どうも、ゆーすけです。
2023年3月1日、日本陸連は第107回日本選手権の大会要項を発表しました。
6月1日から4日間行われます。
日本選手権は例年、だいたい似たようなスケジュールです。
なぜなら、変える理由がないからです。
しかし、今回は違います。
したがって、各種目の実施日にかなりドラスティックな変更が入りました。
私自身も驚きました。
それなので、どう変わったのかをこれから見ていこうと思います。
表の見方
PH:予備予選
H:予選
SF:準決勝
F:決勝(ピンク色)
2022年日本選手権
2023年日本選手権
2022年と2023年の差
短距離中心に大きく変更がありますね。
具体的には①200mが男女ともに前半に、男女100mと男子400mが後半に回りました。
また、②100mは準決勝と決勝を同日開催になります。
ではなぜ変更されたのでしょうか。
1つずつ推測していきましょう。
理由1
①の理由は興行面です。
決勝が最終日にまわったトラック競技は男女100mと男子400mです。
この3つに共通していることは何か。
それはリレーのある花形種目だ、ということです。
日本陸連はリレー重視である、という姿勢の現れだと思います。
日本人はチームスポーツが好きですから、ある程度合理的な面があります。
また、平日ゴールデンタイムよりも土日の昼すぎを重視する、と考え方の変化を見ることもできます。
テレビ的にはどちらかといえば平日夜ですが、現地の観客を増やそうとするとそれよりも土日か見やすいです。
まあ妥当な判断、といったところでしょうか。
理由2
②の理由は世界陸上の予行演習です。
男子100mではサニブラウン選手が決勝に進みました。
世界陸上では準決勝と決勝の間が2時間しかありません。
前回の日本選手権までは予選と準決勝が同日、決勝が翌日でした。
まるで調整方法が違うわけです。
さらに上位を狙ってもらうためにもタイムテーブルを本番に近づけ、
「本気で2時間で2本走る感覚」を掴んでほしい意図が感じられます。
ただ、サニブラウン選手が日本選手権を走らない可能性もあります。
なぜなら、昨年世界陸上で入賞しているため、参加標準記録をクリアすれば出場しなくても世界陸上の代表になれるからです。
ただ、世界陸上の参加標準記録は10秒00とかなり高い水準です。
記録のカウント期間が去年の7月末(世界陸上の後)からで改めて記録を出す必要があるわけです。
自分は、可能性は五分五分かな、と考えています。
おわりに
今回の日程変更は選手目線の変更とお客さん目線の変更が両方ありそうです。
来年以降、どうなるのでしょうか。
いよいよ、セイコーゴールデングランプリ(5/21、日産スタジアム)のチケットの一般販売が開始となります。
こう考えると日本選手権の2週間前ですか。
日程が近すぎますね。
7月中旬にアジア選手権があるのでここしかなかったのかなあ。、
コンディション維持が難しそうです。
ポイントが日本選手権よりおいしいので。
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