世界陸上ブダペストの出場可能性を探る
どうも、ゆーすけです。
みなさまゴールデンウィークをいかがお過ごしでしょうか。
今回の記事では、男子10000mにおける世界陸上ブダペストの出場可能性を考察していきます。
世界陸上ブダペストの代表になるには、ゴールデンゲームズinのべおか(GGN)かホクレン・ディスタンチャレンジで記録を狙う必要があります。
出場権獲得の仕組みは参加標準記録を切ること、ランキングで上位に入ることの2つ。
制度開始当初はこの2つが半々の想定でしたが、設定された記録がシューズの進化に追いつかず、
参加標準記録をクリアした選手で出場枠が埋まってしまっていました。
参加標準記録
参加標準記録が27分10秒に上昇しました。
そのためランキングでの出場枠が増えることとなります。
8秒以上の日本記録更新が必要ですが、今回の出場選手ではこれが一番可能性が高いです。
ただ、PMが27分55秒設定なのでそれを無視しない限り無理かなあ。
ランキング
出場枠自体は増えますが、ランキングは正直厳しいです。
理由は2つです。
理由1:クロスカントリー枠数の設定
今大会から10000mのうち8枠はクロスカントリーのランキング上位者から出すこととされました。(図の黄色部分)
そのランキングには期間中(1年半)に3本レースが必要です。
しかし、日本でランキング対象となる大会は、年1回の日本選手権クロカンしかありません。
したがって、ランクインするには海外でクロスカントリーに出場する必要があります。
しかし、それをした日本選手は(私の知る限り)いません。
それなので、この制度はランキング枠の8枠減枠に働きます。
理由2:ランキングにポイントが取れない
ランキングは、タイムに割り当てられるポイントと順位に割り当てられるポイントの合計で算出されます。
順位のポイントは大会の格によっても左右されます。
ただ、格の高い大会がなかったりタイムを狙える大会の格が低かったりして、このポイントが獲得しづらいのです。
理由は以下の4つです。
現状
出場枠が27ありますが、世界で参加標準記録クリアが15名、エリア選手権優勝者が1名、クロスカントリー枠が8名います。
つまり24枠が既に埋まっている状況です。
つまり純粋な10000mのランキングでは3人しか出場できないことになります。
その枠に食い込むには、そこに一番近い相澤選手でも27分30秒を切る必要があります。
しかし、上で述べたように今回のペース設定が27分55秒なので、それを切るのは今回ではなくホクレンディスタンスの可能性が高いでしょう。
まとめ
ゴールデンゲームズinのべおかは世界陸上への挑戦というより、アジア選手権やアジア大会の代表選考の色合いが濃くなることが予想されます。
つまりタイムより順位の狙う大会になる、ということです。
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