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自然に生理も排卵もしなかった私ですが、今は妊娠5ヶ月となりました。

◆はじめまして、みっちょんです。

今回の記事は生理不順に悩んでいて、いつか子どもを授かりたいと思っている方に是非読んで頂きたいです。

まず始めに、私は初潮から生理不順で学生時代は生理が半年以上こないこともザラにありました。
長年生理不順に悩んでいたものの病院にかかったのは20歳の時でした。検査の結果、多嚢胞性卵巣症候群と診断されました。その時は結婚の予定も無かったため低用量ピルを服用して毎月生理を起こしていました。

26歳で結婚後も多嚢胞性卵巣症候群の特徴でもある肌荒れに悩んでいたこともあり、すぐに低用量ピルを止める決断が出来ず28歳で本格的に不妊治療を開始しました。

いざ、子供が欲しいと思って不妊治療を開始したものの、何をすれば良いのか分からない方もいらっしゃると思います。こういったお悩みを抱えている方の参考になればと思います。

~妊娠する上で、一番重要なこととは?~

生理不順の方が妊活を開始する上で最も重要なことは、毎月規則的に排卵を起こせるかどうかだと思います。妊娠をする上で排卵が起こらなければいくらタイミングをとっても妊娠することはできません。
当たり前の事を言ってるのですが、生理不順の方や多嚢胞性卵巣症候群の方にとって毎月排卵が起きるかどうかの判断が難しいことなのです。

実際、不妊治療を始めた当初は適切な治療を受ければ妊娠は難しいことじゃないと思っていました。しかし、治療を開始してから約8ヶ月間、排卵すらせず、薬を服用して生理を起こす日々の繰り返しでした。

妊娠する上で一番最初の入口!精子と卵子が出会うためにまず卵子が排卵しないとスタートラインに立てません。

もちろん、多嚢胞性卵巣症候群でも時間はかかるけれど自力排卵出来る方、薬の服用で排卵する方もいらっしゃると思います。
私は重度の多嚢胞性卵巣症候群だった為、薬の服用のみでは排卵することが出来ず、排卵誘発剤の注射も何種類か試した結果、治療開始から9か月後に初めて排卵することが出来ました。

生理周期が整っている方であれば、年間12回の受精妊娠のチャンスがあります。それでも、妊娠に至る卵子が排卵されるのは3周期に一回の割合とも言われています。つまり、通常の方でも年間4回しかチャンスがないということになります。

私は、9ヶ月目にしてようやく排卵したことを考えると、年間に1・2回しかチャンスがなくて、さらに妊娠に至る卵子が排卵されるのが3周期に一回ということを考えると約3年に一回しかチャンスがないことになります。

そう考えたら、まずは定期的に排卵させるのが最優先だと考えました。

まずは治療と並行して体質を改善する為に食生活の見直しや血流の改善を行いました。私は重度だった為体質改善だけでは排卵は難しかったですが、自分にあった排卵誘発方法を見つけたことで定期的に排卵ができるようになりました。

私は不妊治療を甘く見ていた部分があり、時間を無駄にしてしまった部分もありました。皆様には辛い思いをしてほしくないので、私が過去の自分に伝えたいことを以下にまとめました。

~体質改善で自然妊娠を目指していた自分~

◆「結婚したばかりだし、病院に通うのは抵抗がある。体質改善で自然妊娠できればいいな。まだ若いから大丈夫。」

→体質改善で妊娠を目指すのは良い考えだと思います。確かに20代前半の方であれば、十分自然妊娠を望めると思います。しかし自分では若いからまだ大丈夫と思っていても、いざ検査をしてみらた卵巣機能が実年齢より低下してしまっている可能性もあります。婦人科への通院は抵抗がある方も多いと思いますが、生理不順で妊娠を望んでいる方は一度ブライダルチェックだけでも受けることをお勧めします。
自然妊娠を試した結果、2年後やっぱりダメだったってなった時にそれからクリニックに通い始めるのは自分を追い込んでしまう可能性があります。
もちろん体質改善はとても重要ですが、一度自分の身体の状態を把握し、排卵誘発剤の服用で自分は排卵できるのか、出来ないのかだけでも知っておくと時間を無駄にすることは少ないと思います。排卵誘発剤の服用で効果が無かった場合は早い段階で注射による排卵誘発方法を開始することをお勧めしたいです。

~クロミッドを服用しても、なかなか排卵しなかった自分~

♠「既にクリニックに通っていてクロミッドによる治療を行なっているが、なかなか排卵しない。排卵しても内膜が薄くて妊娠しない。」

→こういった方には、保険適用外ですがレトロゾールをおすすめします。
クロミッドとレトロゾールではホルモンの分泌を促す際の作用が異なります。多嚢胞性卵巣症候群だと卵巣内に卵胞が複数ある為、クロミッドでは主席卵胞(最も成熟した卵胞)以外の卵胞へも作用してしまい複数卵胞が育ちやすい傾向があります。
一方、レトロゾールはクロミッドに比べて卵胞刺激ホルモンの分泌が速やかに低下することで主席卵胞のみ成長させてくれる傾向にあります。
またクロミッドは内膜が厚くなりにくいという副作用があるので、内膜が薄くて悩んでいる方もレトロゾールの方がお勧めです。

参照:英ウィメンズクリニック ブログ

~排卵する為なら刺激の強い排卵誘発方法を使用したい自分~

♥「排卵する為なら、刺激の強い排卵誘発剤の注射を沢山打ってでも、とにかく毎月排卵を起こしたい。」

→こういった方々は、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)にご注意ください。私自身、卵胞を育てる為に刺激の強い排卵誘発方法を選んだ結果OHSSになり、治療を中断することもありました。
一人一人注射による反応が違うため、薬剤の量が少なすぎても卵胞が育たないし、多すぎると卵胞が育ちすぎて卵巣が腫れてしまいます。この注射の薬剤の量や打つ頻度、どの種類を使用するかを主治医と相談しながら自分に合った排卵誘発方法を見つけて頂きたいです。

治療開始から試行錯誤した結果、体質改善+レトロゾール+ゴナールエフ+HMG+HCGの組み合わせが私には合っていたようで9か月目に排卵することができました。
しかし、それから定期的に排卵できるようになっても妊娠には至らず、基礎体温を見ていても自力で高温期にならないことから排卵していても卵子の質が悪い事が原因では、と考えるようになりました。
丁度排卵ができた時期に不妊鍼灸に通い始め、食生活や血流の重要性を知り体質改善に取り組み始めました。また、卵子の質を改善する為のサプリや漢方を自分なりに調べて積極的に試していました。
私が体質改善で試して効果があったものをブログにまとめましたので良かったら参考にして下さい。
https://hunintanouhou.com/recommend-top3/

〜まとめ〜

生理が周期通りに来ない方や多嚢胞性卵巣症候群と診断された方へ向けて、過去の自分の考えと治療を経験したから思うことを3つ紹介させて頂きました。
・妊娠を望むなら早めに婦人科へ受診を!
・クロミッドで結果が出ない場合は他の誘発方法へ!
・排卵誘発剤に頼るだけでなく体質改善で卵子の質を高める!

排卵が出来ずに悩んでいる方もそれぞれ体質は異なると思いますが、自分が今どのフェーズにいるのかを把握し、今の治療は自分に合っているのか、今後どんな治療が必要になるのかを能動的に調べて挑戦していくことが妊娠への近道になると思います。

~番外編~

冒頭でもお話しましたが、生理周期が整っている方でも妊娠に至る卵子は年に4回しか排卵されないと言われています。生理周期が長い方や、排卵まで時間がかかる方にとっては一回の排卵がとても貴重なものになります。
せっかく排卵まで辿り着いたのに、旦那さんとタイミングが取れなかったらショックですよね。
実は私の旦那もプレッシャーからタイミングEDになってしまい、せっかくのチャンスを逃すことがありました。
色々調べた結果、シリンジ法という商品に出会いました。シリンジ法は簡単に言うと自宅で出来る人工授精です。病院で行う人工授精は事前に精子を提出し、精子の質を高める処置を行いますが、その処置が省略されたイメージです。
最初は旦那に提案するのも気が引けたのですが、私にはただでさえ排卵のチャンスが少ない為一回も逃すことはできない!と決意し、旦那にこんな商品があるよと伝えました。
思いのほか、旦那も興味を示し値段も人工授精に比べると手頃であった為試してみることにしました。
使用した感想は「とっても楽!」でした。旦那もシリンジがあることでタイミングをしなくちゃ!というプレッシャーが無くなり、リラックスしたことでタイミングEDも改善しました。私自身も朝からタイミングを取るときや疲れているときには体力的にとても助かりました。

中々タイミングが取れない方、お仕事が忙しくて排卵期に毎日タイミングを取るのが苦痛になっている方には是非試して頂きたいです。


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