ペルーとメキシコのPORCELANA
前回の記事で、各メーカーが出しているPORCELANAは、ベネズエラのものが主でした。では、ペルーとメキシコのPORCELANAは、何なのか。
さつたにさんのチュンチョ会や、かでかわさんの情報をヒントに私なりに考察してみました。
ベネズエラではない産地のPORCELANAをうったているメーカーで、カカオの産地と品種を明確に記載していたのは、アランデュカス(メキシコの記載)とオリジナルビーンズ(ペルーの記載)。
アランデュカスのメキシコのタブレットは、タバスコ地域の "Carmelo" を使っていると記載されています。
オリジナルビーンズのペルーのタブレットは、ペルー北部のピウラの乾燥した砂漠の谷から生まれた"PIURA BLANCO"を使っているということが記載されていました。
この時点で、使っているカカオ豆の品種は一般的に言われているベネズエラのPORCELANAではないということがわかります。
さつたにさんも全然別のものと言っていました。
それぞれの地域にGoogleMapでピンを打ってみました。
地図を見る限り、この3箇所が特に密集しているわけではないし、地形や気候を個別に調べてもさまざま。
で、本題のなにをもってPORCELANAと言っているのか。というところですが、とりあえず、カカオポットの写真を検索。
メキシコ Carmelo
https://archive.thechocolatelife.com/clay/gallery/10877/carmelo-pods-and-seeds
ペルー PIURA BLANCO
信憑性のある写真がみつからず、代わりに同じPIURAで採れたGRAN BLANCO というカカオの写真を。
http://bakauperu.com/wp/cacao-gran-blanco-piura/
ちなみに、ベネズエラのPORCELANAの画像で収穫されたカカオポッドの画像があまりなく、、、ドモーリのクリオロのラインナップパッケージを参考にしてください(笑)
https://domori.com/monovarietals-1/
熟したカカオポッドに共通する点は、カカオ豆の中身が白いこと。
厳密には、ポッドに中が白いカカオ豆が多く入っていること。でしょうか。
もしかたしら、CarmeloもPIURA BLANCOも未熟のポッドの時は、だいぶつるんとしていて、ベネズエラのものと似ているのかもしれません。
まとめ
ベネズエラ、メキシコ、ペルーのPORCELANAは、それぞれ異なる別の品種である。しかし、白い豆を持つことは共通しており、どれも貴重で美味しい品種であることにかわりはない。
強引にまとめてしまいましたが(笑)、また、何か疑問に思ったことがあれば、情報を集めたいと思います!