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伝えるデザイン

究極語らずして、見せたい物の形、雰囲気、イメージカラー、強いのか優しいのか、などを伝えるのがデザインだと思っている。
しかし、プレゼンの際によく言われるのは、「もっとこういった文章・説明を入れたい」ってのをよく言われます。

デザインしたものがどこで使われるのか、歩きもしくは車に乗っていて視覚に入るのはどれくらいの時間か、上の方にあるのか、下の方に設置するのか、看板なのか、タペストリーなのか、使う場所によってデザインは変わります。

クライアント様の自社を細かく伝えたい想いが強いあまり、使用する箇所の特徴を加味せず作られたデザインは、何の商品なのか、何屋さんなのか、高いのか安いのか、本来伝えたい物を見失いがちです。

目に入る時間が走っている車から約1秒未満程度しか見えることができない場合は、長く書かれた「文章・説明」は効果を発揮しません。どちらかというとインパクトを重視し、まず目をひいて興味を持ってもらってから伝える必要があります。

例えば駅に掲示された「ゴジ○」のポスターに「この怪獣はゴジ○という名前で、放射能により突然変異で生まれたこの映画のメインキャラクターである。」とキャラクター付近に説明書きが果たして記載されているだろうか?
仮に書いてあっても歩きながら最初にそれを目にすることはほとんどないだろう。きっと臨場感あるキャラクターの表情が一番だろうと思う。

決して看板などのデザインでは細かな説明文章を見せたい訳ではないのだ。あくまでそれを語らず「強そう」「怖そう」「かっこいい」をまず伝えることがコンセプトだったりするのだ。

そういった部分もデザインであるとお伝えすることもデザイナーの仕事だと考えていますが、

何よりもクライアント様とのディスカッションにて得る信頼や理解していただく話し方などが、デザイナーとして重要であるとも考えています。

うんち。

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