もっと幸せになるステップ

もっと幸せになるステップ - 心の目で未来が見えると人生が加速する



人生の流れが大きく変わるとき、その流れの渦の中で、何か見えない力に押されているような感覚に襲われることがあります。

それが待ちに待ったポジティブな変化であれ、心と体がその流れについていくのがやっとで、すごくエネルギーを消耗するようです。


心と体がまだ柔軟な若い頃であれば、そんな変化もそれほど負担にはならず、さらりと流れに乗ってスイスイと疲れ知らずに進んでいけるのでしょうが、人生も折返し地点を過ぎた私には、背中を押してくれる風の力があまりにも強くて、へろへろになりながら、転ばないように前に進むのが精一杯で、今年の初夏に始まった大きな変化の流れの中で、体力と気力と戦いながらの日々を過ごしています。



今、私の身に起きていることは、ずっと私が求めてきたことで、いつかはそうなると決めていたのだけど、いろいろな事情で滞っていたことでした。


今年は、人生の流れが加速する年で、見えていたのに辿り着けなかったパラレルワールドに、ふと気づいたらもういたのねという人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

反対に、いや全然、何も変わらないと感じている人もいるかもしれません。


その差はいったい何なのでしょう。

私が今までの経験から思うのは、心の目でその未来が見えていたかどうかだと思うのです。


今の生活は変わらない。

人生こんなもの。

みんな、我慢している。

どうせ無理。


と思っていると、すぐそばにあるパラレルワールドに気づかず、今いる世界に閉じ込められてしまいます。

今まで自分の頭のなかにあった知識と経験や、育った環境、今生きている世界で言われている常識などを超えた世界があることに、薄っすらでも気づいたときに違う人生の扉がゆっくりと開き始めます。


みんなって誰でしょうか?

常識って何ですか?



みんながこう言っている。

それは常識だ。

といつも言っている人に、真の心の平安がある人を見たことがありません。



この記事の冒頭に、人生も半ばを過ぎて、変化の大きな波に背中を押されてちょっとへろへろになっているということを書きましたが、確かに変化の波に軽やかに乗るには、心と体が若い方がいいとは思いますが、それは暦上の実年齢はあまり関係ないように思えます。

変化に対する受容力というものは、生まれ持ったものもあるようで、生まれ育った土地から離れることができなかったり、ずっと同じ友人や仲間と一緒にいたいという気持ちがとても強かったりする人は、変わらないものに価値を置いているのであって、それが良いとか悪いとか、どちらが正解でどちらが不正解ということでは全くありません。

私は、小さい頃から変化を好むタイプの子供だったので、全然、引越もしなくてずっと同じ場所に住み続けている両親が、何かのきっかけで突然遠くの街に引っ越すことにならないかなってずっと思っていました。

結局、私の両親は結婚以来ずっと同じ土地に住んでいて、代々続いた家と土地を守ることに重きを置いているので、日本のみならず、今は海外に出て自由に暮らしている私のことは、暖かく見守ってはくれていますが、家を重んじないで好きに生きていると思われているでしょう。

私の両親だけではなく、同年代の方のお話を聞いていても、土地に縛られてそこから全く動かない、動きたくない人が少なからずいて、そういう人は背中にたくさんのものを背負っていて、でもそれが辛いというのではなく、その重しが心地よいというか、それがあるからアイデンティティが保たれていて、今いる世界から出ると自分らしくいられなくなるのかもしれません。

反対に土地に縛られることなく、どんどん外へ出ていこうとする人は、生まれた場所では自分らしくいれなくて、本当の自分を探してさまよっているのかもしれません。


少し、話が脱線してしまいましたが、今、私は自分が自分らしくいれるために、見えない力に押されて、転ばないように気をつけながら、前へ進んでいる最中です。

今まで、我慢してきたこと、自分に合わないのに手放せなかったことから自由になって、もっと幸せになるステップの中にいます。



女友達と行ったバーで。

スペイン産のオーガニックワインが美味しかったけれど、日本で売っているワインってコルクじゃなくて、ペットボトルみたいにくるくると回して開ける栓がついているものが多いのですね。




<追記>

去年の夏の記事です。

ずっと動けなかったことや、変えることができなかったことを、2017年の夏に2ヶ月以上かけて精算してきました。

その中には、もっと早い時期に終わらすことができたこともあったのでしょうが、何事もゆっくりで慎重派の私にとって、この頃やっと時が満ちたのだと思います。

きっと誰にでも、自然の流れの中で、時が満ちてくる瞬間がありますので、直感力を失わないようにリラックスしながら時を待つということも大切な気がしています。


元記事:もっと幸せになるステップ(ミカリュス・ブルガリスの心の薬箱)
August 15, 2017 13:35:58 テーマ:気づき

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