タイトル

楽曲紹介 - Raging

皆様ご機嫌いかが?小林未郁です。
「ウタウワタシ は」の楽曲紹介、毎度物量が多くなってしまいますが、読んでね。(強制。)

Dovunque sarai
https://note.com/miccabose/n/n3912c8e64f3c

本日は3曲目です。

【依頼経緯】

アニメファンはもちろんご存知、草野華余子さん( https://kusanokayoko.com/ )、作家として大活躍なさっております。
出会いはシンガーソングライターとして、ライブハウスで対バンをしました。どうやら私が歌っているアニメ曲のファンだったらしく一緒に写真を撮ったのを覚えております。
その後、私のイベントにもお誘いしたりして何度かライブでご一緒しました。

そんな中で色々お話をしてみると、見ている世界と目線がとても似ていました。
シンガーソングライターでありながら人様の楽曲を歌う私と、シンガーソングライターでありながら作家活動をする彼女。業界に対して考えていることも、その上でどんな風に自身の表現を貫いていきたいかという姿勢も、共鳴する部分がありました。
お会いした総時間数は少ないかもしれませんが、今回のアルバム企画を立てた時に一番最初に依頼をしたいと思ったのは彼女です。

私はいわゆる「アニソン歌手」ではありませんが、アニメという仕事を通して構築されたものが確実にあり、アニメファンの皆様にも随分と救われて来ました。
そこに向けて、音楽で表現活動をする私として感謝の形を作るとしたら、華余子さんとのコラボレーションは外せませんでした。
このコラボレーションをちょっとでも喜んでくれていたら嬉しいな。

【楽曲提供】

デモを頂くまでに多くのやり取りをしました。
まず私が参考曲をいくつか送り、こんな感じにしたいというざっくりとした外枠のような要望を出し、それを受けて華余子節を出しつつ曲を書いてもらうという流れでした。
ロックが得意な方だと分かっていたので、すんごくワクワクして待ってました。届いたデモを聴いた時は、もう出だしのリズムから「好き!」って思いました。笑

歌詞のベースも書いてくださっていたのですが、部分的に抜けているところや言葉のノリを迷っているところに、アイディアを出したりこの一文はこんな内容にして欲しい、と意見を出し、仕上げは一緒に作った感覚がありとても楽しかったです。
それにしても、どうしてこんなに私の気持ちを代弁出来るの?と聞いたら「ミカさんのツイッター、1年分遡って読みました。」
ってもう!!!!!
なんですかその愛情!!嬉しい!そして恥ずかしい!!!
この作家魂には頭が下がる思いです。

そしてメロディがカッコよくてね、ただ…最初にもらったキーは、サビ部分はちょうど良いのですが歌い出しが私にはとても低くて。
試しに半音上げてキーチェックしてみたところ、今度は歌い出しがちょうど良いけどサビが信じられないくらい高い、しかも最後の盛り上がりはメロディが詰まっていて息が止まるかもしれないレベルです。
とても悩みながら何度か歌ってみて、やっぱり勢いを出したくて半音上げに決めました。

お陰様で、これまでで一番高くて歌うのが大変な曲になりました。笑

【レコーディング】

この曲はどう考えても三日天下サウンド!
それはもう決めていたのですが、珍しくその前にプリプロをしました。私は基本的にプリプロはしないのですが先行プロモーションも考えていたので、華余子さんが作ったデモのオケで歌うバージョンをスタジオで録音しました。
が、、、何故かしっくり来ない。私が全く歌いこなせてないのです、この楽曲を。

プリプロ音源を聴きつつ、かなり練習と研究をしました。リズムの跳ね方や歌い回しでの言葉の乗せ方、そして何といっても高いところが思ったように出せない!
もしやこのキーは失敗なのか、、?と思いながら三日天下でもスタジオでアレンジを固めつつ、声の出し方そのものを模索しました。最後の盛り上がりは絶対裏声にしたくなくて。1曲に対してこんなに時間をかけたのは本当に久しぶりです。
もしかしたら20代前半頃、声の出し方を研究していた日々に近いかもしれない。それくらい、初心に還らせてくれた楽曲です。

そして、三日天下でいざレコーディングする時には、普段通りのライブ感で歌い切り納得のいく歌になったと思います!
プリプロしておいて良かったと人生で初めて思ったかもしれない。それがなければレコーディング中に悩むことになったかもしれません。

【ご披露もろもろ】

とにかくこの曲は一番最初に出来た曲ですので、発売前の先行MVはどうしても作りたかったのです。
レコーディングした楽曲データをCDとして発売する際は、ミックスダウン→マスタリングという作業があるのですが、MVはマスタリング前のデータを使用していますので、CD音源と若干違いがあると思います。
でも!そんな生まれ立ての状態でもとにかく早く聴いてもらいたかったのです。

撮影時は、華余子さんとライブで対バンした時に履いていた強そうなブーツを履きました。(ほとんど映ってないけどね。笑)


私のテーマソングと言っても過言ではありませんね。うふふふふ。

草野華余子
https://kusanokayoko.com/

「Raging」


それでは次回投稿まで、ご機嫌よう。

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