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2024.5.20+6.5 アルバム制作 - 「Pouto」

実はチェコ語での歌唱は昨年から計画していた。チェコのブルノで開催されたAnime festに出演した時、KENGIDO CZECHのみんな(本業はVeles Stunts)に「来年はチェコ語で歌いたいからコラボ出来るアーティストを紹介して欲しい」とお願いしていた。運営代表のHerbertさんがミュージシャンの知り合いが多いとの事で、色んな人の動画を観せてもらった。その中から数名ピックアップしたのだが、どうやら先方とコンタクトが取れないという理由で頓挫してしまった。この時点でもうコラボはないかもなと半ば諦めていた。

そして今年アルバム発売を決め、参加アーティストもほぼ決定した3月末、突然ヘルベルトさんから「とても素晴らしいアーティストが見つかった!是非コラボしたら良いと思う!」と連絡があり、それがTempusというバンドだった。Youtubeを観てみたらとても素敵で、しかもこの雰囲気の音楽は今作のスパイスになると感じた。なんという降って湧いたようなタイミング。
もう時間もなかったのですぐにオンラインで話す事になったのだが、何と既にその時デモが出来ていて、即それを聴かせてくれた。すごく嬉しい!その後は楽曲内容やスケジュールや予算感など、順調に話し合う事が出来た。オンライン時には「締め切りに間に合わないかも」と言っていたのだが、予定より前倒しのスケジュールで進めて頂きトラックもばっちり届き、寧ろ私の練習が追いつかないくらいで。発音ガイドも細かく丁寧で、こんなにも痒いところに手が届く事、ある!?という状態。海外でこんなスムーズに進む事もあるんだな。はー。(感嘆の声)

そしてしっかり練習して臨んだ初日、自身でも本当の正解は分からないが、発音ガイドで聴いた音を頼りに決定していく。初日は3-4本は録ったのでどれかには発音の正解があるだろうと。
そして一番ニュアンスが良いテイクを送ったところ、やはり数行は甘い部分があり、ボーカルLindaさんから口の形がはっきり見える発音動画が送られて来た。まずはテンポゆっくり音程なしで練習、その後メロディで歌う、というレクチャーとしては完璧な流れ。

少し日にちが空きレコーディング2日目、発音に気をつけながらもニュアンス重視したテイクと、ニュアンス無視してきっちり発音したテイクを録り、いやさすがにもう大丈夫でしょう、と思い全てのテイクを送ったところ、、、「あと2箇所」と返信が。めっちゃ厳しいぢゃん!
この時はもう予定していたレコーディング日程は全て終了してしまい、Mixの日に差し掛かってしまう。ボーカルブースないけど録ってみる?とあれこれ画策していたところ、ここ数年お世話になっているStudio273より「うちでやりなよ」と言って頂き、2単語を撮る為だけに寄らせて頂く。もう!駆け込み寺です!ありがとうございます!

こうして無事にTempusさんにも納得して頂けるボーカルに仕上がり、ほっとしました。ギリギリまで、もう今回はこれで許してくだせぇ…と言いそうになったが、周りの皆様のお陰様で最後までやり遂げました。ありがたい。泣
トラディショナルな楽器を大切にするTempusさんとのコラボ曲、楽しみにしていてください!!!

そんなこんなで。私はまだ実際にお会いしていないにも関わらず、ちょうど先日チェコに行ったKAMUI島口さんが先に会ったようです。来年はチェコでコラボしたいですね♪

CDとキーホルダーも頂きました♡

そして今回の救世主、Studio273の船本さん、ジャケットデザインが既に入稿済みでお名前入れられなかったので、ここでたくさんご紹介する!!


◆Tempus
動画ありきで聴くとより魅力が伝わるバンド、異世界に行ったらいいじゃない。

◆アルバム制作、まとめ読み

◆メイキング
次回はチェコ語「Pouto」のちら見せです♪
来週日曜まで、再生リストでお楽しみください。


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