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楽曲紹介 - Sonetti Tuntemattomalle

思ったより順調に進んでおります楽曲紹介、「ウタウワタシ は」は折り返しとなりました。
これまでのものも含めて是非お楽しみくださいませ。

美しき肖像
https://note.com/miccabose/n/nc23fd9ccc6d3

本日は7曲目です。

【依頼経緯】

思い返せば2015年、フィンランドでイベント出演をした際に外部企画としてKOKO JAZZ CLUB( http://www.kokojazz.fi/ )への出演をしました。
JAZZ CLUBと名前が付いているのでジャズしか無理なのかと思いきや、かむゐさんとのコラボレーションで出演させて頂き、いつも通りのピアノ弾き語りソロコーナーもありました。
ジャズはハードルが高いと言う印象があったので、この時もお客さんが全員帰っても仕方ないくらいの精神で挑戦をしたのですが、オーナーのTimo Hirvonenさんを始めとしてご来場の皆様にも喜んで頂き、とても嬉しかったのを覚えております。

それから数年が経ち、かむゐリーダー島口さんがKOKO JAZZ CLUBのプロモーションビデオに出演、Timoさんと日本でお会いし当時のライブの感想をまた聞かせてもらいました。
このタイミングでお会いしていたこともあり、次に何かやる時は音楽でご一緒したいと思っていたので、今回の企画で海外アーティストで最初に思いついたのがTimoさんでした。

基本的にはジャズインストをメインで演奏していらっしゃるベーシストさんなので、アルバムコンセプトを説明しつつ歌モノでお願いしました。「やってみます!」と快くお受けして頂きました。
インストの方にお願いするのは初めてなので、今回も賭けではありましたが、逆に一番予想が出来なくて楽しみなコラボレーションでもありました。

【楽曲提供】

楽曲が出来た段階でダウンロードアドレスが送られて来ました。
どんな曲になったかな、とワクワクして開いてみたところ…楽曲が8曲入っており。片っ端から聞いてみましたが「あれ?これジャズインストばかりじゃない?しかもデモじゃなくてレコーディングされてる」と。
そうこうしているうちに事務所にCDが届いたかと思えば、頂いた楽曲が商品化されたアルバムが。お?これはどういうことだ??と謎が多過ぎて戸惑う私。

歌モノということも伝えてあるはずなのに、何しろインストなのでピアノメインでソロも凄いし、カッコイイことには変わりないのですが決して歌えるメロディではない。そもそもCDとして発売されている…!
ひとまず確認として幾つかの質問をしてみました。

・この中のどれかを選んで歌うということなのか
・歌う為のメロディラインはあるのか
・歌詞はあるのか

すぐに返信ありましたが「どう?カッコイイ音楽でしょ?”Kaivatulle”を歌ったらいいんじゃないかな!」ととっても元気な回答が。笑

Timoさん、ハードル高過ぎるよ〜〜〜〜泣

そして歌詞はその国の言語で歌うと決めておりましたので、歌詞の提供もお願いしていました。
お忙しい時期だったようで連絡が途切れてとても困ってしまい、、レコーディングの期日も迫っておりましたが何度連絡しても返信がなく。
歌メロもないので、ひとまず三日天下アレンジをして、ピアノインストを聴きながら歌える範囲を歌メロならこうかな?と探りながらラララで歌いました。

こちらのスケジュール的にもう待てない!というギリギリのタイミングで「デモ録音したけどアレンジはこれでいい?それと私が日本語歌詞を書くから、それをフィンランド語詞に訳してもらえる?」と提案をしてみたところ「歌詞あるよ!」と。

Timoさん、早く言ってよ~~~~泣

しかしながら、あると分かればこっちのもんです。
すぐにテキストを送ってもらい、Timoさんが弾き語りをしたデモも送ってもらいましたので、耳で発音練習をしました。
ほっ

【レコーディング】

三日天下アレンジでのレコーディングをしようと計画していたところ、Timoさんから「フィンランドまで来て一緒にレコーディングしない?」とご提案が。
だんだん分かってきました。勢いの方なのだと。笑
私とてフットワークの軽さには自信ありですので、「行きます!」とすぐに答え急遽フィンランドへ飛びました。

ピアニストをお願いしていたもののピアニストはおらず(想定済み)
ドラマーはブラジルからRafael Barataさん(まさかブラジルから!?)
ビブラフォンのSeveri Pyysaloさん(楽器編成的に想定外!)
ベースはTimoさん
3名+私+エンジニアMiikaさんでのレコーディングでした。

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海外のレコーディングはアメリカに続いて2回目ですが、ヨーロッパは初です。そしてジャズクラブでのレコなのでどうなることやらドキドキ。
始まってみると私の理想通りに進みました。みんなでせーので音を出し、ライブさながらのレコーディング。
そそそそして!キューボックスがない!
自分の手元で好きなバランスに出来ないので、拙い英語でエンジニアさんに音の調整を伝えなければいけないというハードルつき。
しかし途中で腹を括り、これまたライブさながらにこのバランスで歌ってみせる!と意気込みまして、結果的には悪くなかったかなと。

特にドラムのラファエルさんは私が歌っているノリを見ながら叩きたい、と何度も言ってくださり、リズムや呼吸感を合わせたいんだと思いました。
音楽はそういうところに旨味がありますよね。
私にとって挑戦とも言えるレコーディングでしたが、新しいことはどんどんやってみるべきです。

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レコーディング終了後「ギタリストにこれ送って弾いてもらっとくね〜」と言われました。想定外ですが想定内という不思議な感覚、だんだんTimoさんの勢いに慣れてきた私なのでした♪

【ご披露もろもろ】

フィンランドのジャズフェスティバルでTimoさんのピアノ演奏でご披露いたしました。耳の肥えたジャズファンの皆様にも好評で、フィンランド語で歌ったことを喜んでもらえてよかった♪

日本のワンマンライブでは三日天下で演奏しました。
元になったジャズインスト曲も聴いてもらいたいのですが、サブスクに流してないようですのでどうやって聴いてもらうかちょっと考えておきます。

KOKO JAZZ CLUB
http://www.kokojazz.fi/

Sonetti Tuntemattomalle

因みに、三日天下で試しにやってみたバージョンは特別版のダウンロードカードに収録しております。個人的にはこっちも楽しかったな。


それでは次回投稿まで、ご機嫌よう。


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