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わたしの月の店ができるまで

2020.4.13に生まれて初めてnoteを書いた。

緊急事態宣言が出てまもなくの頃。

そこから5ヶ月、月子と夜子は、地球に一時的に帰還していた。

地球の女子たちを救うために(言い訳)、

自分に自信がまだなかった、書き綴り始める覚悟と責任が。


でも、土の時代から風の時代へ移り変わるこの今、

わたしの記憶を書き留めておこうと思った。

2021年からの風の時代は、風のように過ぎ去っていくであろうから。

土の時代を泥だらけで這ってもがいていた、波乱万丈だったけど、

面白おかしいわたしの人生経験の無数の引き出し、

閉じたまま開けられなくなったり、忘れ去られたり、

引き出しの鍵をなくしてしまったり、する前に。

ここに書き留めていくことにする。


地球(今世)から、月世界の旅行(過去と未来)へ再出発する、

2020.9.2水曜日に、魚座の満月へ向かって

(写真左に小さい星、満月を見守るように光る愛の金星)

今夜も、四谷四丁目の交差点ど真ん中の月の店からは、

光が溢れるほどの月が浮かんで見える、そんな月を見て

ビールを飲みながら綴っている。



わたしは、

月の店を開く条件(理由)として、

絶対的に、「月が見える場所」でなければならなかった。

毎日更新される飲食物件サイトで、2018.3.30に目に止まった物件。

探していた条件は、

新宿区

新宿御苑あたり

家賃20万以内

保証金6ヶ月以内

10坪前後

ビルの2階以上

(この条件設定諸々については、のちのサロンで)


新宿区内で、どうしてもやりたかった。

おしゃれな渋谷や個人店が多い世田谷でも、月工場がある三茶でもない。


まさか?な場所が良かった。

意識高い系の横繋がりがチラつく場所はおさらばしたかった。

クシャクシャにされ、もみくちゃボロ雑巾のように生きてきた人が多い(気がする)新宿は、

着飾りきれない人間の匂いがして、わたしは好きだった。


そして、すぐ月に迎える場所、

月に一番近い場所(四谷がそうかは知らないけど)な気がしてた。

2016年くらいからゆっくり探し始め、2017年から本腰入れて探し歩いた。

たどり着いたのは、この物件。


2018年3月29日。

飲食物件サイトで発見し、1日放置してたのだが、

まめに情報提供してくれてた知り合いの不動産の方からも

高橋さん、四谷のこれ、見ました?条件合ってますよね?!」と連絡が来た。

神様が、

こらこらー!みか!見落としとるやんか!早く行きやー!ここだよ!

って背中を押してくれた。すぐにメールで問い合わせた。


2018年3月31日。

ZEPP東京で、くるりのライブがあった。


新譜「この線は水平線」を聴いた。「働いた分だけ、日の光、浴びればいい」に大泣きしながら、

絶対にわたしは月の店の場所を見つけると、心の中で握りこぶし上げながら叫んでいた。

2018年4月2日。
幸手のcimaiへ出張コーヒーしに来てる間に管理会社から連絡がきて、


翌日がちょうどお休みだったので、内見させてもらうことになった。

運命の日、4月3日
行ってみたら、「あら!よく歩いてたね、ここ」という道。


そして、遠い若き記憶に残る、あの、四谷四丁目交差点ではないか。

昼13時集合で、条件や設備、競争率高いことなどなど、一気に確認。
30分くらいの内見で解散。

高橋さん、どうする?」不動産のおじさん。


また神様に、心の扉をコンコンと、されたような気分だった。


わたしは、この時点で、もう心が決まっていた。

頭も身体もフル回転しながら、わたしは大きな窓から、真っ青な空を見ていた。

月が、見えるだろうか?
それだけが気になってドキドキしていた。


が、見えると思った。見えるのが、想像できた。
確実に月が見えるのか?の確認はしなかった。
ここは、月の店だと直感でわかっていたから
翌日も、青い空の時間に来て、ここに決めた。

蟹座満月の日、2018年6月28日、わたしの店はオープンした。
大きな窓から、満月が見えた、ばっちりと。

月の店が開く途端に、月は昇ったのだ!

時空が行ったり来たり、わたしの月の店の物語の続きは、また次の新月で。





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