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ka-yu THE LIVE - May 2024 - 所感

帰宅して一息ついた所、今日という特別な1日はnoteにしておかなければ、と思い書き始めた次第である。

昨日は高校時代の友人達と飲みに行き、そのまま終電を逃しコンビニ前で夜を明かすという失態を犯してしまった。勿論しっかり二日酔い付きで。
なので、今回のライブは昼からであったが酔いが軽く残ったままの参戦になった事を独白したい。

前回、渋谷公演の様子をnoteに書いたのだが、今見返してもファンを敵に回しかねないヒヤヒヤ記事になっている。プロ意識の欠如、音外しとか書いてるし。癪に触った方、すみません。あくまで個人の所感なので、影響力も小さいので、許して。

して、今回のライブの所感を記す。結果で言うと、これまで見てきたライブの中でも特別な、かなり特別なライブになったと思う。

会場は大阪、南堀江にあるknaves。こんな所にライブハウスがあった事が驚き。前回の渋谷REX同様、初めて訪れるライブハウスである。キャパシティは渋谷REXより若干小さく、ステージの柵は低くかなり演者との距離が近い。

前回の渋谷はBチケットで、真ん中やや後ろで観た記憶がある。初めは行く気が無かったので、それは仕方の無い事である。しかし、今回の大阪公演は絶対前で観たかったので、Sチケット(最前)に応募した。

Sチケット、Aチケット、Bチケットの詳細については前回の渋谷公演の記事に記載しているので、そちらを読んで欲しい。
期待半分、諦め半分の応募だったが、なんと当選してしまった。狂喜乱舞である。
ka-yuの地元である大阪で、公演を最前で楽しめるのは天の恵みかと思った。神に感謝、である。

Sチケットについて、普通チケットはコンビニで発券したりスマートフォン内での電子チケットが多い。しかし今回のSチケットは事前に発券のお願いは無く、かといって電子チケットのアナウンスも無かった。どういう事か?と不安に駆られていたら、公演1週間程前にメールにてアナウンスがあり、会場内の物販スペースにて引き換えだった。

5月4日の大阪は真夏日で、半袖で十分過ぎる気温だった。ビジュアル系のライブは黒色の服を着ている観客が多いので、傍から見ると異常な光景に見えるのはお約束である。変な宗教とか、変なイベントとか、何かしらヤバい集団に見えるのは間違い無い。まぁ、それが楽しかったりするのだが、、、変に見られる事に快感を覚えたら、人として終わりである。

OPENは15時、STARTは15時30分。前回にも書いたが、かなり早い時間である。遠方から来ている人には優しい時間、だと思うと不思議と許せるのが前回から成長した私の特異点である。
無事にSチケットと特典を交換し、OPENまで会場前で時間を潰す。

渋谷REXの時は会場前スペースが小さく、スタッフさんがしきりに警告をしていたのが印象的だった。今回の南堀江knaveはそれと比べると比較的広いスペースがあり、何より日陰なのが助かった。観客は渋谷の時と大まかな感じは変わらず、これまでのツアーTを着ている人、ka-yuっぽい見た目を意識した人、一般社会では明らかに浮いていそうな派手髪な人、様々だったが年齢層は全体的に高めであった。そりゃそうか、全盛期が15年以上前のバンドのソロ活動に精を出している人達だ、キャリア、そして面構えが違う。

開場前に近くの方とお話していると、あっという間にOPEN時刻となった。Sチケットから順にアナウンスされ、観客は続々と地下に潜っていく。
私はS-7、いわゆる7番目だったのだが、ドリンク代を支払い中に入ると、余裕で最前を確保出来た。しかも、端ではなくぼくほぼドセン(真ん中)だった。この時点で既にテンションが上がる。

続々とフロアが埋まり、会場のボルテージが上がっていくのを感じる。横の方とお話し、90年代ビジュアル系話に花を咲かせていると、STARTの時間になり、BGMが鳴り止んだ。前回はオンタイムだったが、今回は1分ほど遅れてのSTARTとなった。

CHARGEEEEEE...さんから入場、Kyrieさん、喧太さんと順に持ち場につく。前回と違い最前なので、とにかくメンバーとの距離が近かった。私はメンバー萌えしないタイプなので、例えばどれだけメンバーとの距離が近くても冷静でいられるのだが、そうでない人はこれだけで卒倒する位の距離感だ。演奏中にメンバーが前に出てきている時は、誇張無しに10cmも無い位の距離。決して触れないが、メンバーにも楽器にも余裕で触れられる距離感が凄かった。特に私は下手側に付いていたので、Kyrieさんの真ん前だった。NoGod時代からKyrie推しの人に語りたい、どれだけ近くで演奏を見守っていたかを、、、

して、ライブ本編の始まりである。
最前でしか見られない景色は多く、例えば床に貼られたセットリスト。見たくない人もいると思うが、私は次のフリの確認が出来たので有り難かった。
メンバーの全身がしっかり確認出来るのも最前の特権である。服以外にも、こんな靴履いてたんだ、とかこんなエフェクター使ってるんだ、とか。ka-yuに関してはチューナーだけで、エフェクター無しだったのは驚いた。Kyrieさんはスイッチボード1つ、喧太さんは沢山のエフェクターがあったと思う(うろ覚え)。

セトリは前回とほぼ変わらないので、前回記事を参照にして欲しい。The Shadowの代わりにドランケンシュタインが入った位。個人的にどちらも好きなのだが、ドランケンの方がヘドバン出来るので楽しさ万倍であった。多少前後はあったと思うが、セトリで違っていたのはその程度。アンコールも3曲同じで固定、だったがajisaiの前にWowWowが演奏され、普通にこれはミスだったみたいでメンバーも笑っていた。

音響について、前回と同じ位置で聴いていないのであまり参考になるか分からないが、、、
前回の渋谷は音の分離が悪く、音程を取りづらいであろう箇所がいくつか見受けられた。そのせいかWhereverは個人的にかなり残念な仕上がりだったが、今回はかなり改善されており、安心して聴くことが出来た。
花粉がほぼ無かったのもka-yu的に大きかったのだと思う。ステージドリンクは、前回ka-yuは前に紙コップを置き頻繁に飲んでいた。その様子をプロ意識の欠如として私は書いたのだが、今回はそれが無かった。恐らく花粉症が治まったのだろう、後方に置かれたステージドリンクはほぼ飲んでいなかったと思う。

前回気になっていた音響、そしてステージドリンク問題が無くなっただけでかなりの加点要素である。そして最前ブースト、メンバーとの触れる距離感、まさに感無量であった。柵がガタついていたのが不安要素であったが、やはり柵があるとヘドバンや折り畳みが安定して行えるのは嬉しい。今回は左右共にバンギャの方だったので、ヘドバンや振りも統一感があり楽しかった。前回もそうだったが、最前は横一列に揃っているのがさらに美しい。

前回のMCは花粉fuckが主だったが、今回はアンコールにて着用していた虎柄のTシャツについてだった。
ka-yuは大阪出身だが、これまで新世界に行った事が無かったらしい。そして初めて行ったところ、一際目立つお店があり、そこで購入したとの事。初めは自分の分だけ買ったが、後にメンバーの分も購入(その際お店は閉まっていたが、開けてもらって購入したそう)、全員で着用する旨を喧太さんにだけ隠していたらしい。喧太さん、本当にビックリした様子で面白かったです。
ちなみに柄は、ka-yuがホワイトタイガー、他メンバーが表情違いの虎であった。

アンコールの時に、各メンバーが塩分補給に塩飴を配ってくれた。なんて事ない市販の塩飴だが、ka-yuから手渡しで貰えたのは大きい。そう言えばよく目も合った気がする(オタク特有の思い込み)。その割に、ピックは取れなかった。最前で観ていたのに、である。まぁこれは運なので仕方ないし、無理して奪う必要も無い。チャーヂさんのスティックは前回、今回ともに1本しか投げていないので、なかなか貴重、kyrieさんに関してはピック投げていないと思う。ka-yuはスタンドに刺さっていた6枚×2回分は投げていたと思われる、、、チャンスは何回かあったのだが。

(追記)ダブルアンコールについて書くのを忘れていた。虎柄の服でアンコールをしてくれたのだが、まさかのダブルアンコール。前の渋谷はアンコールで終わったので、これはとても嬉しかった。「俺らも虎の服で終わるつもりなかったしな!」と言っていたka-yu、笑っていた。
ダブルアンコはJAW1曲のみ。初めはBPMをかなり上げてスタートしたが、ka-yuが「弾けるけど歌えへん!」と言って、仕切り直された。チャーヂさんは全然いけそうだったので、恐らくボーカルのみの問題であろう。

して、総括である。
今回は最前でライブを観たのだが、先述した通り最前でしか見られない景色、得られない養分、そして感情は確実にあった。それは2列目じゃ駄目だし、後ろでも駄目。そういう意味で高額なチケットを購入して良かったと思えるし、プライスレスな体験を出来たのが本当に良かった。

メンバーの表情や汗、楽器を弾いている手元、足元のスイッチング、ka-yuが時折見せる歯茎にょーんな笑顔等、、、今思い出すだけでも心が綻び、満たされた気持ちになる。あぁ、自分はライブが好きなんだなぁと思ったし、こういう音源だけでは得られない、現場でのエネルギーやアクシデントなど笑、全てを含めてが一生一度の体験だ。今回のライブは行ってよかったと心から思えるし、体験という意味では、恐らく人生の中でトップに入る程のライブになるであろう、と思う。

終演後、同じ最前で観られていた人達とアフタートークをしながら、ライブの余韻に浸っていた。最近はめっきりアイドルに傾倒していたので、ギャ男、バンギャの方々との交流は久しぶりだったし、とても有意義であった。

今回も引きで見たら目につく所はあったかもしれない。しかし満たされた気持ちの方が大きくて、こういう仕上がりのnoteになってしまった、許して欲しい。ここまで書いておいて次の新宿には参戦する予定は無いのだが、またライブがあった際には必ず行こうと思う。

P.S.床に貼られたセットリストが欲しかったのだが、何だか貰える雰囲気じゃなかった、、、写真位撮っておけば良かった。

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