#4 ででぽぽ日記 〜解体
2年前の8月は家の解体をしていた
100年経った家
開きにくい引き戸
奥の庭からの光
はがれかけた壁
へこむ畳
崩れていくように壊されてゆく
眩しい太陽
じっとりとした空気
濡れた肌には土埃がはりつく
メキメキと剥がれる木の音
舞い上がる土埃
パリンパリンと落ちてく屋根瓦
どこを歩いてもガシャガシャ
全て剥がれて見てみれば
よくもまぁこんな細い柱で100年も頑張っていたなぁと
床下に詰まったたくさんの誰かの思い出
使えるものは綺麗に洗って使ってる
みか
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