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天体の対極点-水星、金星について


前に天体の対極点を意識することについて少し書きました。



太陽中心のヘリオセントリック図における地球の位置が、ジオセントリック(地球中心)図での太陽の対極点となるように、各天体の対極点はその天体を中心として地球を見た時の位置となります。

各天体が持つそれぞれの傾向を地球で意識し自覚するには、各天体の対極点が示すものを自覚することによって天体を意識化することができます。

各天体が表す意識を統合することによって、太陽意識へと向かいますが、対極点を自覚し意識化することは、各惑星の意識を獲得する際に足掛かりとすることができると思います。

魂が冥王星を入り口にして地球へ入ってくるとすると、太陽〜地球以内にある水星と金星の感受点を意識するには、まず対極点が表すことを認識し、そこから天体の感受点が表すことを自覚し獲得することで太陽中心の意識へ移行していきやすくなるのではないかと思います。

水星や金星の対極となるポイントは、無自覚な間は繰り返してしまいやすいパターン、陥りやすい傾向を表すように感じます。
感受点が示すものをどのように発揮していくかが分かりにくい場合、このポイントが示すものをふまえて感受点をみると、天体の能力を理解して発揮しやすくなると思います。

また各天体を中心とした図の太陽は、ヘリオセントリック図の各天体の対極点となります。このポイントによって各惑星意識が目指す創造性の方向を自覚し、ヘリオセントリック図の惑星意識へ移行していくことができると思います。

実際にサビアンシンボルで見てみると、ポイントを絞ってみることができます。

わたしの水星を例に挙げると、

・ジオセントリック・水星対極点のサビアン
蟹座9度 水の中の魚へと手を伸ばす小さな裸の少女
共感力を使って相手の心の中に同化し理解しようとするため、入り込みすぎてしまいやすい傾向があります。
特に、家族や親しい友人などから相談を受けるとこの傾向は顕著に表れている実感があります。

・ジオセントリック・水星のサビアン
山羊座9度 ハープを運ぶ天使
その場の環境や自然な時間の流れに同調し、同じリズムで生きる人との間に起こるシンクロによって人生を開いていきます。のんびりではあるけれど必要なものを確実に手に入れます。

相手と同化して入り込みすぎると、相手の感情に振り回され疲れ果てることとなってしまうので、
必要なものはちゃんとやってくるから焦らなくても大丈夫!とゆったりとした気分でいることを意識して生きると良い、と読むことができます。

・ヘリオセントリック・水星対極点のサビアン
双子座14度 テレパシーでの会話
純粋に意思や気持ちを伝えようと努力して言葉以外の手段を用いて人と交流します。

ジオセントリックでの蟹座と山羊座の9度はどちらも言葉による表現を得意としていないシンボルなのですが、得意でないからこそ真の意思や感情を伝えるにはどうすればいいかを真剣に取り組むことでヘリオセントリックに繋がっていくのだと読むことができます。

・ヘリオセントリック・水星のサビアン
射手座14度 ピラミッドとスフィンクス
古代文明や長い歴史に遺された普遍的な叡智を理解しようとします。異なる言葉や文化の中に現代と共通する法則を見出して、内在する真実を探求します。

相手に言葉以外の手段で意思を伝えようと努力し交流することが、結果的には言葉以外のものが伝えるメッセージを掴むことを可能にするということなのだと思います。

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